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上田聡子
2015年11月25日 00:34
小学生のとき、同じクラスに大好きな男の子がいた。人を笑わせるのが上手く、わけへだてなく親切で、勉強もスポーツもできる、本当に素敵な子だった。三年生の終わりに県外から転校してきた彼と、私は四五六年と同じクラスで、一緒に何度か学級委員をやったりして、とても楽しい日々を過ごした。六年生の終わり、彼は突然また別の県外の学校に転校することになった。私にとっても晴天の霹靂で、ショックは隠せなかった。中学生