「皐月と美月の夏。」<note版⑲>


19話 皐月の話 「絵に刻まれた告白。」


レオがサンフランシスコに帰る日を伝えてから、私より美月ちゃんの方が100倍元気がなかった。

本当は私だって、すっごくがっかりでさみしいから、拗ねたり甘えたりしたかったのに、美月ちゃんがあんな様子じゃ、私が大人になるしかない。

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山形県に住んでいる小学4年生です。小説や漫画を読むのが好きで、1年生の頃からメモ帳に短い物語を書いてきました。今はお母さんのお古のパソコンを使って長い小説「皐月と美月の夏。」を書いています。サポートしていただいたお金は、ブックオフでたくさん小説を買って読みたいです。