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「じゃない方」

皆さん、こんにちは。

皆さんは、「じゃない方」と聞いたら何を思い浮かべますか?

私は、アメトーークというテレビ番組の「じゃない方芸人」を思い浮かべてしまいます。笑

アメトーークの「じゃない方芸人」は、コンビやトリオの芸人さんの中でも人気がない・知名度が低い芸人さんが特集され、
人気がないことで起こるコンビ・トリオ格差や知名度が低いことによる不幸話、また、人気がある・知名度が高い方の人への不満や愚痴を暴露するなどして、盛り上がっていくという番組になっています。

番組内容的にはすごく面白いです。
普段はあまり目立つことない芸人さんが様々なことをストレートに表現するので、
見ていて「この人すごい面白いじゃん!」と私はなってしまいます。

ただ、一歩後ろに下がって冷静に考えてみると、「じゃない方」というのは、なんとなくですがネガティブなイメージになりがちだと思います。

ある人と比べて、人気がない・認知度が低いわけですから、普段はそこまで目立つ存在ではないということです。
(偏見も入ってきますが、あまり面白くなさそう、華がない、かっこ悪い、などのイメージも持たれやすいと思います。)

一方で、「じゃない方」ではない人は、人気があって知名度もそれなりに高く、面白くてなんだかかっこいいな、などと思われやすく、また尊敬もされやすいと思います。
人気があるというわけですから、良いイメージ、好印象であることは確かだと思います。
(その分、アンチと呼ばれる人も一定数存在するとは思いますが。)

これだけ考えて書いてみると、
「じゃない方」になるよりかは、ならない方がいいと考えてしまいます。

華があって、カッコよくて、面白くて、尊敬される、みんなに一目置かれるような存在になりたいと多くの人が望んでいると思います。

そんな人は、抽象的になってしまいますが、「すごい人だな〜」と素直に憧れます。笑

そんなことを言っている私は、
自分自身を出来る限り客観的に振り返ってみると、「じゃない方」側で生きてきたと感じています。

学校では、目立つわけでも人気があるわけでもなかったですし、スクールカースト的な視点から見ればクラスの2軍のような立ち位置にいたと思います。(個人的には、こういった表現はあまり使いたくないのですが、わかりやすく理解してもらえると思い、使っています。)

自分が一生懸命に取り組んでいるサッカーも、特別上手なわけでもなく、中学生まではそれなりに試合に出ていましたが、それ以降は試合に出ることはほとんどなく、チームの中心的存在というわけでもありませんでした。

ピッチから離れても、何かこれといった特徴があるわけでもなく、周りから注目を集めるような存在でもなかったです。

(とは言っても、人気があって注目されるような存在というのは一握りですから、多くの人が私と似たような境遇ではあるのかなと思っています。)

ここまでの内容ですと、「じゃない方」については本当にネガティブな印象だと感じる人が多くいると思うのですが、

「じゃない方」だからこそ、得られるものも多くあると私は考えています。

私の場合は、
自分に人気があって、集団の中心にいるような存在ではなかったので、
自分なりにその集団に対してどう貢献して自分の個性を生かしていくか、を考えてきました。

これは特にサッカーの場面で強く出たのですが、
自分が試合に出て活躍する、チームを引っ張っていくような存在ではない時間の方が圧倒的に長かったので、チームに対していかに自分が貢献できるのか、そこを考えて行動する必要性を感じることができました。

サッカーの話での説明になってしまいましたが、
自分が中心的存在ではないからこその集団に対する貢献の姿勢というのは、「じゃない方」側の人間だからこそ身につくものだと私は考えています。

今のはあくまで一例ですが、「じゃないの方」だからこそ身につけられるものを、私は多く身につけられたと思っています。

(その重要性に気づかせてくれる人の存在は大事だと思っています。私はそういった人に出会えたからこそ気づけた部分が大きいです。)


結局、このブログでわたしが何を伝えたいのかと言うと、
「じゃない方」というのは、悪いことではないということです。

もちろん、「じゃない方」ではなく、人気があってみんなの中心的存在になろうと憧れて、そこを目指して頑張って行動することは素敵なことだと思います。
そういった方には「じゃない方」とは逆の立場に是非なってもらいたいです。

ただ、
『「じゃない方」だからこんな自分はしょうもない人間なんだ』
などと、自分を否定してほしくはないです。

むしろ、「じゃない方」である自分に誇りを持ってほしいです。

「じゃない方」だからこそ身につけられる力であったり、
「じゃない方」だからこそできる貢献の仕方があるはずだと思います。

「じゃない方」だからこその価値があると、
私は信じています。

この私のブログを読んでくださった人には、「じゃない方」というのはネガティブなものではなく、非常にポジティブなものとして捉えて頂けたらなと思っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
引き続きどうか宜しくお願い致します!

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