見出し画像

[一級建築士学科試験]やってよかった法令集のセットアップ方

またまた法規の話…
法規は法令集のセットアップが重要だ。私が通った日建学院では、日建学院が出版した法令集と線引用の小冊子、インデックスのシートが配布され、年末年始のまとまった時間が取れる時にセットアップをするように言われた。
日建学院のスタッフには、マイルドな色付きで、紙の薄い法令集であっても裏移りすることのないフリクションライトを使ってマークするように教えられた。

私はピンクと水色の2色でマークしたが、両色とも一本では全くインクが足りず、途中で買い足すことになった。
日建学院にたんまりお金を落としていた通学生には、インデックスのシート、実にA3サイズのものが2枚配られたが、本屋で同じ法令集を購入しても、それよりだいぶ減量されたインデックスしか同封されていないらしい。本屋で購入した会社の同期が、私のセットアップされた法令集を見て自分との違いを嘆いていた。

法規の授業が始まったばかりの頃、私はなんでも法令集に書き込んで良いのだと盛大な勘違いをしていた。今思えば、試験に持ち込めるのだと思って授業中必死に法令集に書き込みを行っていた私を、他の受講生は横目でチラチラと見ていた気がする。教えてよ…と少し思う。
幸い、シャーペンとフリクションでしか書き込みを行っていなかったたため、NGな書き込みは後から消すことができた。助かった。

法令集に、最初に与えられた小冊子の内容以外の書き込みを行うことを躊躇う人がいると思うが、それは完全に間違っていると思う。
持ち込みが可能な法令集の書き込みに関しては、試験元である建築技術教育普及センターが公表している。

https://www.jaeic.or.jp/shiken/1k/notes_on_the_day.files/horeishu-1k-2021.pdf

↑「学科の試験」において使用が認められる法令集

結構詳しく書いている。認められる範囲内でいくらでも自分が使いやすいように書き込むことをお勧めする。
使いやすい法令集にするためには、基準法の横に関係法令のページ番号を書くことだ。法令集に解釈等を書き込むことはNGであるため、必要な部分を素早くめくれるようにページ番号を用意しておくのだ。
とは言っても、市販の法令集はどれも必要最低限にページ番号は既に用意されている。
受験者が自分で書き込む必要があるのいは、ページ番号の強調(丸で囲う、下線を引く、マーカーする)、自分で問題を解く上で他の必要ページがあればそれを書き込むだけで良い。

もう一つは、問題を解きながら法令集で重要だと感じた部分に下線を引くことだ。その時にポイントなのが、線を引くときは同じところをぐりぐりするのではなく、少しずつ線を太くすることを意識することだ。
これを続けることで、何回も引いたところはおのずと強調された唯一無二の相棒になる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?