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あらっ、タロウちゃんいなくなっちゃったの?

ある日の早朝。
タロウさんとルーカスに朝飼い(朝食)を着けていたときのこと。

犬の散歩で厩舎の前を通ったおばあさんが、
「おはよう。あらっ、タロウちゃんいなくなっちゃったの?」
このおばあさん、ここ数ヶ月、腰と膝を悪くされていて、しばらく外に出ることを控えておられました。

私:「えっ? タロウいますよ。」
おばあさん:「どこに?」
私:「目の前に。」
おばあさん:「・・・?」
私:「?」
あ! 私は気づきました。最近のタロウさん、顔つきが変わったから、別馬に見えているんだ。

私:「この馬、タロウですよ。顔つきが変わっちゃったでしょう。」
おばあさん:「あらやだ、ほんとだ。タロウちゃんだ。あらまぁ… 穏やかな顔して。前はやんちゃ坊主の顔してたけど。」

最近のタロウさんの表情は、「優しい」だけではありません。
「ゆとり」を感じさせます。
理由ははっきりしています。

ホースハーモニーの際、子どもたちとそのご家族の皆さまが、タロウさんの「スペース」をいつも考えて下さるようになったからです。
要は、人が偽りのない「敬意」を持って接するからです。

「スペース」とは… あ、いけない、いけない。
くどくなっちゃう。(^^;

いつもたくさんのことを気づかせてくれてありがとう。タロウさん。

タロウさんの(^^)

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