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成功や失敗が人を学ばせるのではない。チャレンジすることが、人を学ばせるのだ

確かに、「成功」や「失敗」は、人に大きな影響を与える。
人生を変えると言ってもいいかもしれない。

しかし、ただ「成功か、失敗かだけ」に終始するならば、それは「結果がどうあれ、自分の人生を力強く歩んでいく力につながるとは言い切れないだろう。

「成功」するか、「失敗」するか、それはわからない。
当然のことだが、人はそれを非常に気にして、時には考えすぎておかしくなることさえある。

しかし、「成功か失敗か」という結果よりも、その結果を目指し「チャレンジすること」にこそ意味があり、結果的に人を成長させるのだ。


そのことを示す一例として1995年に公開されたハリウッド映画「アポロ13」を挙げてみる。

この映画は、アポロ13号の船長であったジム・ラベル(正確には、ジェームス・アーサー・ラヴェル・ジュニア)ら3人の宇宙飛行士が、ミッション中に重大なトラブルに遭遇し、もはや絶望か?といった状況に追い込まれた中で、地上管制クルーと、あらゆる可能性を探り、ついには無事に地球に帰還させるという史実に基づいたもので、まさに「チャレンジ」を描いた作品である。

この映画はもちろん結末を知っていても、見るたびに当時の緊迫した状況と人々の心理が伝わってきて、息をつく間もなく画面に没頭し、最後は涙するという作品なのである。

3人が絶望的な状況から生還したという結果に、もちろん世界中の人が歓喜したのだけど、同時に「どんなに絶望的な状況でも、あきらめずにチャレンジすることの尊さ」を学んだ瞬間でもあった。

ちなみに船長であったジム・ラベルは、5歳の時に父を亡くし、母一人子一人の家庭で育ったが、自分の夢をあきらめることはなく、そのチャレンジは、この重大事故の中でも発揮された。

地上クルーの中で、唯一女性であった若きポピー・ノースカットは、経験値が浅く高学歴では無かったのだが、この重大なアクシデントに際し、思わぬ力を発揮し、クルー生還プランを計算してみせた。


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