なぜ、このような「保留コーヒー」が、日本までたどり着かなかったのか? 3 江島 達也/対州屋 2024年7月2日 09:47 最近、日本では客による店員へのハラスメント、「カスハラ」が横行しており、罪のない若者が傷ついているという。このような「保留コーヒー」やチップ制が、なぜ日本に広まらなかったかと思うと、残念でならない。【 保留コーヒー】コーヒーに込められた......ある日私と友人で小さなコーヒーハウスに入りそれぞれコーヒーを注文した。テーブルにつこうとすると二人の客がカウンターに向かい『コーヒー五つ。三つは”保留”で』と言ってコーヒー五杯分の支払いを済ませていた。「コーヒーの保留って?」「まあちょっと見てようか」二人の女の子がそれぞれ一杯分のコーヒーを買っていった。次に三人の弁護士が七杯のコーヒーを注文し四杯を”保留”にしていった。暖かい日差しの中私はカフェの前にある広場の眺めを楽しみながらコーヒーの”保留”について思いを巡らせていた。すると突然お世辞にも裕福とは言えない見るからに貧しさを漂わす男性がカフェのドアを抜け店員に丁寧にこう聞いた。『すみませんが”保留”のコーヒーはありますか?」それはとてもシンプルな答えだった。人々は暖かい飲み物を買う余裕のない『誰かのために』”先払い”をしていたのだ。この風習はナポリで始まり世界中に広まっていった。今ではコーヒーだけでなくサンドイッチやパンも”保留”できる場所が現れるようになったという。人の愛が込められたその《保留コーヒー》はなによりも、温かいものではないのか私は思う。※フェイスブックページよりあいことばFB ダウンロード copy #カスハラ #品格 #カスタマーハラスメント 3 ※「チップ」は有難く拝受させて頂きます。もし、この記事が多少でも役に立った、或いは「よかったので、多少でもお心づけを」と思われましたら、どうぞよろしくお願いいたします。贈って頂いたお金は1円たりとも無駄にせず大切に使わせて頂きます。 サポート