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なぜ、このような「保留コーヒー」が、日本までたどり着かなかったのか?

最近、日本では客による店員へのハラスメント、「カスハラ」が横行しており、罪のない若者が傷ついているという。
このような「保留コーヒー」やチップ制が、なぜ日本に広まらなかったかと思うと、残念でならない。

【 保留コーヒー】
コーヒーに込められた......
ある日私と友人で
小さなコーヒーハウスに入り
それぞれコーヒーを注文した。
テーブルにつこうとすると
二人の客がカウンターに向かい
『コーヒー五つ。三つは”保留”で』
と言って
コーヒー五杯分の
支払いを済ませていた。
「コーヒーの保留って?」
「まあちょっと見てようか」
二人の女の子がそれぞれ
一杯分のコーヒーを買っていった。
次に三人の弁護士が
七杯のコーヒーを注文し
四杯を”保留”にしていった。
暖かい日差しの中
私はカフェの前にある
広場の眺めを楽しみながら
コーヒーの”保留”について
思いを巡らせていた。
すると突然
お世辞にも裕福とは言えない
見るからに貧しさを漂わす男性が
カフェのドアを抜け
店員に丁寧にこう聞いた。
『すみませんが
”保留”のコーヒーはありますか?」
それはとてもシンプルな答えだった。
人々は暖かい飲み物を買う余裕のない
『誰かのために』
”先払い”をしていたのだ。
この風習はナポリで始まり
世界中に広まっていった。
今ではコーヒーだけでなく
サンドイッチやパンも
”保留”できる場所が
現れるようになったという。
人の愛が込められた
その《保留コーヒー》は
なによりも、温かいものではないのか
私は思う。
※フェイスブックページより

あいことばFB



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