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近所に「のらねこ不妊手術クリニック」が開設されたという奇跡

試行錯誤、自問自答した結果、個人(家族)で始めた、野良猫のTNR活動。
雄2匹を手術した後のある日、近くを通っていると目に飛び込んできた「のらねこ不妊手術クリニック」の看板。

なんというタイミングか!と驚いたのですが、やはり娘も同じ思いだったらしく、そのクリニックのことを、すぐに言ってきました。

ちょうど雌1匹の不妊手術を急いでいた時でしたので、獣医師さんやスタッフさんと話をして、なんとか9月1日の開業の日の夕方、ケージに収容することができ、手術をお願いしました。

前回、長崎市の他のペット・クリニックでお世話になった時は、血液検査やワクチン接種も含めて1匹、約4万円ちょっと
雄でこの価格ですから、雌だったら同じ処置で6万近くはいったでしょう。
この時は、特別なお金があったのでよかったのですが、長崎市の助成金もほぼ申請が通らない状況で、この料金では無理がありすぎます。

今回、「のらねこ不妊手術クリニック」さんで処置してもらった結果、雌1匹の堕胎・不妊手術と前後2泊(1泊500円)で、総額が1万1千円でした!
術後、約一週間の現在、雌猫は手術したその日から餌も食べているし、とても元気にしています。傷口も順調に治癒しています

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そもそもなぜここに、「のらねこ不妊手術クリニック」さんが開業されたのか、ネットで検索してみると、その背景がよくわかりました。
特に立上げのためのクラウドファンディングの中の言葉に、その想いやコンセプトが現れていましたので、紹介いたします。


立ち上げられたのは、大阪で活動されていた 南舘 華子(みなみだて はなこ)さん。
賛同された獣医師 西武 直美(にしたけ なおみ)さんとともに、クラウドファンディングから同クリニックを立ち上げられ(下リンク)、長崎市横尾1丁目10-10に開設されたというわけです。

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クラウドファンディングのタイトルにある言葉、「ヒトがつくりだした“のらねこ”」が、そのコンセプトと志を語っていますね。

そうです。野良猫は、野生動物では無いのです。

『 野良猫に餌をやらないでください 』と言ったり、掲示している人や自治体はとても多いです。
間違いでは無いかもしれませんが、理論や根拠が浅く、「餌をやらないこと」は、野良猫を減らすことには、全く
つながっていません。
結果的に過酷な運命に置かれている野良猫の命を尊重することにはならず、
むしろ、悲惨な事故死や可哀そうな状況を目にする多くの子どもや若者たちの心に、大きな傷を残し続けます。

現にこの私が、生まれ育ったこの界隈で、ゴミ捨て場に生きたまま捨てられた犬や、轢死した子猫、大怪我をしたまま放っておかれている子猫などを見てきました。
そのことは今も消えない心の傷となっています。

猫の妊娠期間は、わずか2か月で、発情は年に5~6回ということもあります(犬とは違う)。
交尾すると100%妊娠し、最大8匹の仔猫を生むことが可能であるとされています。

「餌をやらない」で、数が減るわけがありません。

私たちは、今すぐにでもこの問題を解決に向けて歩き出す必要があります。

猫が飼えない人でも、不妊手術をした上で、「街ねこ」として見守り育てるやり方があります。(その理念はSDGsの理念とも合致するものです)
「JR道ノ尾駅の駅長ネコ」である「ねる」もそんな一匹です。
駅を利用する多くの人に毎日癒しを与える、人以上に大きな存在となっています。

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まずは、志を持つ人同士の連帯が必要です。
南舘さんと西武先生も、そのことを願っておられます。
もし心に引っ掛かるところがありましたら、お気軽にご連絡ください。

のらねこ不妊手術クリニックHP

南舘さんのクラウドファンディング

所在地:

長崎市横尾1丁目10-10

070-1822-5105( 9:00 ~ 19:00 )

※少人数で運営されているため、非常にご多忙であり、手術中など、電話に出られない場合があります。
お問い合わせなどは、HP内のフォームから行った方が、確実であると思います。




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江島 達也/対州屋
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