飛島炭鉱へゆく ② (松浦市今福町)
どうしても間近で見たかった、あのボタ山と送炭線の支柱が段々近づいてきました・・・。
支柱は鉄筋の中をコンクリートで埋めてあり、がっちりとした作りとなっています・・・。
支柱は背後の草むらの中へと続いています。この奥に鉱業所があったものと思われます・・
海岸に突き出た積み出し桟橋です。こちらもだいぶ劣化していますが、ちゃんと形をとどめています。
この先に船が着いていたわけですね。コンクリの上にあったであろう、コンベアは閉山後取り外されたか、穴だけが残っています。
その横、もうひとつ奥のボタ山寄りにある積み出し桟橋。こちらは近くまで行くことは出来ませんでした・・。
昭和44年の閉山から42年あまり・・。波浪により鉄筋がむき出しとなっていますが、こちらもまだしっかりとその姿を保っています。
ボタ山の島側の姿です。ボタは海岸や航空写真で見た白っぽい色とは違って、まるで粘土質であるかのように赤っぽく見えました。
ボタ山の手前に残されたホッパーです。付近には旧式のテレビやアイスクリーム・ボックスが捨てられていました。かつては、このボックスからアイスを買う子どもたちが島に溢れていたのでしょうが・・・。
ホッパーとボタ山。あたりは蝉の声のするばかりです・・・
かつて多くの人が働いていたであろう鉱業所の大部分は深い草に覆われてしまっていました・・・。
(次回③へ続く)
(記事作成:2011年9月)
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