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昭和38年の空気感をパックした、ジェリー・マリガンの「 Night Lights 」

アメリカのジャズ史上、数少ないバリトン・サックス奏者ジェリー・マリガンが代表作「Night Lights(ナイト・ライツ)」を世に出したのは、1963年。つまり昭和38年でした。

昭和38年のポップスと言えば、なんだか色あせてしまったような気がしますが、この「Night Lights」は、あの時期の古き良き昭和の空気を、そのままパックしたしたような気がして、聴くたびに、その時代の色や音、風の匂いまで蘇ってくるような気がするから不思議です・・・

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「Night Lights」・・・「街の灯」を自分の生まれ育った街でイメージするならば、下の梶川清彦さんの版画がぴったりくるような気がします。「灯り」が生活そのものであり、人々が身を寄せ合い、ひたむきに生きていた時代。確かに、それは「懐かしい」感覚です。

1963年は自分の生まれた年であることも、より一層この楽曲に親しみを覚えさせます・・・・

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