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長崎/人物・歴史・エトセトラ

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2023年3月の記事一覧

長崎新聞連載「 ながさき異聞 」ブライアン・バークガフニ 最終回

まったく同感である。 どうしてカナダ生まれのカナダ人のバークガフニ氏が、長崎生まれの私と同じような、いやむしろそれ以上の思いで、長崎のことを感じておられるのが、不思議であるとともに、とてつもなく大きな心の支えとなっている。 「ながさき異聞」がもし書籍化されるのであれば、ぜひ手元に置いて愛読したいと思う。

軍艦島 ~ 階段・通路など

2010年の3月4日、長崎市の許可の元、テレビ番組の収録で、軍艦島に入った時に撮影した画像を紹介したいと思います。 その時の画像を元に、私の本の中の数点の作品がつくられました。 これから紹介するのは、「無人となった空間」ですが、その一枚一枚の中に、とてもあたたかなコミュニティの中で生活していた、子どもたちや人々の姿を重ねて見ていただければ、幸いです。 今回は、住人の方や子どもたちが、生活をしていた通路や階段などのうち、軍艦島らしさを表していると思われるものを数点ご紹介しま

空襲の際、間一髪で直撃を逃れた ~ 佐世保市三浦町教会

佐世保市三浦町教会。JR佐世保駅に降り立つと、眼前の丘の上に見えるその建物は、佐世保市のシンボルとも言えるものでしょう。 下は、昭和30年頃の三浦町教会です。まだ周りに高いビルも無く、本当に「街のシンボル」的な建築物であったことがよくわかります。 終戦と同時に進駐してきたアメリカ軍兵士たちの目には、この風景はどう映ったのでしょうか・・・。 上の写真でもわかりますが、戦時中三浦町教会は、「爆撃目標になる」という理由から全体を黒く塗装されていました。 飛行高度1万メートル