鳥居聡

旅行誌の編集長を経て独立。3代目として、幼い頃から携わってきた「サラブレッド生産」の道…

鳥居聡

旅行誌の編集長を経て独立。3代目として、幼い頃から携わってきた「サラブレッド生産」の道へ。毎年1〜2頭の生産馬の中からクラシックホースを輩出することを目標に研鑽の日々。当代になりオープン馬を2頭生産できたことで夢は広がる。中小牧場のサラブレッド生産のお役に立てれば幸いです^^

最近の記事

フレッシュマンサイヤー戦線2020

随分と間が空いてしまってるうちに、 フレッシュマンサイヤーの動向が明らかになってきましたね。 https://note.com/horse_trip/n/n9c08e47151d2 どうでしょうか、まずまず予想通りかなと言った印象です*^^* ドゥラメンテ、モーリスの先を越して、 ミッキーアイルが重賞賞馬を出しましたね。 メイケイエール。 新馬戦の勝ちっぷりが抜けていたので、 小倉2歳ステークスは「この仔が勝つだろうな」って思っていたところ、 阪神の未勝利戦を圧勝した

    • 87回目の東京優駿です。

      明日は第87回東京優駿です。 今年もダービーがやってきます。 今、馬産地は出産〜種付シーズンも終盤に差し掛かり、 大忙しだったこの春もようやく落ち着きはじめている頃でしょうか。 今からたった3年前に生まれた仔たちが東京2400メートルの舞台で覇を競います。 人で、野球で云うところの「夏の甲子園」ですね。 毎年7000頭から産まれる中からたった1頭。 生まれた時にはダービーに出られるといいなぁ〜 と、ふと頭をよぎるものです。 今年は、 ディープインパクト産駒5頭 ハーツ

      • 第81回優駿牝馬(オークス)です。

        いいお天気で迎えることができました。 例年の雰囲気とは少し違ったオークスデー。 来週のダービーを控え、ソワソワする季節なのですが、 気分は落ち着き気味です。 牝馬一冠目桜花賞を快勝したデアリングタクトが人気です。 2着馬はマイル路線に向かったことで、 桜花賞好走組があとに続きます。 しかしながら、2番人気に押されているのは、 フランス二冠牝馬アヴニールセルタン(Avenir Certain)仔デゼル。 父はディープインパクトという、いわゆる良血馬。 今年も楽しみな仔たちが

        • コロナ騒動後の生き方。

          5月18日。 例年とはまったく異なった今日を迎えています。 いつもなら、日高の牧場で生まれたばかりの幼い仔馬の肌に触れ、 おどおどした円らな瞳を見て癒される朝を迎えている日です。 日常の風景が変わって早50日ほどが過ぎました。 しかしながら、 山、川、花、木々は何故かしらいつもより元気でキレイに見えたりします。 つい1ヶ月前はサクラが満開でした。 ヒト気のない嵐山のサクラの森、半世紀生きてきて初めて見る光景でした。 とても美しかったです。 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の

        フレッシュマンサイヤー戦線2020

          フレッシュマンサイヤーランキング2020予想

          今シーズン、 昨年種牡馬デビューしたフレッシュマンサイヤーが早くも2頭のG1勝ち馬を輩出しましたね。 エピファネイアとリアルインパクト。 リーディングフレッシュマンサイヤーはキズナでしたが、 追い越すように先んじてG1レースを勝ち上がりました。 これまでリーディングに君臨していたディープインパクトやキングカメハメハを 差し置いてのG1奪取なので価値がありますね! さて、今年は以下の種牡馬の産駒がデビューします。 (種牡馬名の後の数字は産駒数) ドゥラメンテ 189 モ

          フレッシュマンサイヤーランキング2020予想

          今週は第15回ヴィクトリアマイル

          毎年、ヴィクトリアマイルは北海道苫小牧のノーザンホースパークで観戦していたんだけれど。。。 と、言うのも例年ならば「ノーザンホースパークマラソン」に参加し、大型のビジョンで参加ランナーと盛り上がるってのが恒例行事。 さすがに今年は外出自粛もあり断念。 前後の日程で、産まれた仔に会いに行くのも大きな目的だったので、今年はなんだか調子が狂っちゃってます(苦笑) おかげさまで、今年は2頭ともオトコのコが産まれて、数年後が楽しみです☆ 実はこの2年、牝馬2頭→牝馬2頭と続いていたの

          今週は第15回ヴィクトリアマイル

          今週は80回目の皐月賞。

          第80回皐月賞競走 今週は牡馬クラシック第一弾皐月賞。 今年はパッとした仔が居ないなぁ・・・なんて思ってたら、 なんだかんだここまで来ると役者も揃ってきた感じがする。 エピファネイア同様に初年度から活躍産駒を出したキズナ。 こちらは桜花賞にも2頭の有力馬を出走させたように、 牝馬のみならず、ここ皐月賞にも3頭の牡馬をエントリーしてきた。 その中でも注目はクリスタルブラック。 前走の京成杯ではエピファネイア産駒の注目馬スカイグルーヴを後方一気の差切り勝ち。 キャリア2戦目だった

          今週は80回目の皐月賞。

          第80回桜花賞競走より

          エピファネイア。 菊花賞馬であり、優駿牝馬優勝シーザリオの仔。 たいへん気性の勝った馬で、3000メートルの菊花賞をあれだけかかり気味に走って勝った馬はそうそう居なかったかな。まぁ、相手も弱かったけど。。。 その後はジャパンカップを強い勝ち方をしたこともあって、それなりに評価のつく感じ。 しかしながらシンボリクリスエスの直仔ということもあり、種牡馬としては半信半疑。 父シンボリクリスエスは素晴らしい馬体ではあったが、少々箱型の体型で馬力型。 産駒はやはりダートでの活躍が目立っ

          第80回桜花賞競走より