日本で女性活躍が進まない元も子もなさすぎる理由とは

こんばんわ、スーホです。

今回は男女論をします。

よく、「日本は女性活躍が先進国の中で最も遅れている」といいますよね?その原因は男尊女卑だとか女性のモチベーションの低さだとか労働環境のせいだとかいろいろ言われていますが、私なりにその理由を考察しました。ぜひ見てください。

(筆者が海外事情に詳しくないため、今回は諸外国との比較は行いません。)

逆を言えば、日本では男性が活躍している

女性活躍が遅れているということは、逆に考えれば男性の活躍が進んでいるということでもあります。この「活躍している男性」の属性について分析することによって、日本での女性活躍の遅れの原因について分析することができると考えます。

活躍している男性の特徴とは?①企業人編

まず、現在の日本人女性に求められているのはビジネスの世界での活躍でしょう。ビジネスの世界では数多くの一流サラリーマン、起業家が存在しており、幸いなことに彼らのうちの多くがビジネス書や自伝を出版しています。それらを読み進めていくと、現役の一流男性企業人のうちほとんどは

①少なくとも高校まではサッカーか野球、つまるところ注目度の高いスポーツに打ち込んでいた
②スポーツでの表彰歴あるいは大学での体育会所属経験がある
③東京大学あるいはその大学院の出身者である

のいずれかに当てはまっていることがわかります。反例はスタートトゥデイ創業者の前澤友作氏くらいしかいません。よって、これのうち最低1個を満たすことが「一流の企業人になるための必要条件」であると定義します。

このうち①について、一般的には「運動できる人が集まるスポーツ」です(そういう統計がなかったため立証不可能でしたが通念的には間違いないでしょう)。現在30代以上の世代の女性ではこの「運動できる人が集まるスポーツ」にバレーボール・バスケットボールが当てはまるでしょうが、サッカー・野球とバスケ・バレーの間には決定的な違いが存在します。それは第一にマスコミの注目度、第二にレギュラーの人数です。

男子の高校野球や高校サッカーはスポーツ新聞に特集が組まれるほどの注目度がありますが、ウインターカップや春高バレー女子はテレビ放送こそあるもののほぼ宣伝なしでひっそりと行われます(ウインターカップに至っては男子が全試合中継、女子は準々決勝以降のみです)。マスコミの注目度の差による所属部活ブランドの差は間違いなく存在しています。

そして、見逃せないポイントは「レギュラーの人数」です。男子の場合、サッカーは11人、野球は9人がフィールドに立ちます。高校ラグビーのプレゼンスが高くサッカー・野球に次ぐ三番手として躍動していた時期もありましたが、ラグビーに至っては15人で行われるスポーツです。一方、バスケは5人、バレーボールは6人がコートに立ちます。この時点で①を満たす女性は①を満たす男性の約半分しか存在できなくなってしまうのです。
一応参考資料:なぜか男女が統合されてるのでわかりづらいが、野球とサッカーの男女比を9:1、バスケとバレーの男女比を4:6として考えるとわかります。

https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kondankaito/bunkakatsudo_guideline/pdf/92480701_01.pdf

では、②はどうでしょうか。スポーツの表彰というのはある程度男女間で平等が保たれていると言えるでしょう。インターハイでも陸上や水泳の距離別種目、格闘技の階級別と相撲を除けば男子のみの種目はほぼ存在しません。一方、大学の体育会となると話は別です。ちょっとデータとるの面倒くさいんですけど、これ統計取るまでもないですよね?男女間で人数・注目度に圧倒的な違いがあります。

③について、東京大学の男女比は4:1近辺で推移しています(以下出典)

つまり、③を満たす女性は男性の1/4しかいないということになります。

つまり、現在の日本社会は「一流の企業人になるための必要条件」の①、②、③すべてを男性のほうが満たしやすい環境にあり、これがビジネス面での男女格差を生み出している要因であると考えられます。これ全部どうしようもないので解決できませーんwww。高校野球の放送を禁止したら多少は改善するのかな?いやでも、それはないでしょう。

現在、政治家編を執筆中です…

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