M-1 2024 決勝進出者予想

早くも今年もこの季節がやってきた。

  1. 真空ジェシカ

去年は3年連続の決勝進出も惜しくも敗北。去年はより強ワードのボケを繰り出し、大爆笑をかっさらったがイマイチ審査員とかみ合わなかった。
 近年「真空ジェシカっぽい」を言われる漫才師も増えており、ボケがゴリゴリに面白い真空ジェシカの漫才に憧れている芸人も多い様子。大衆にウケるのとニッチなボケのチョイスが抜群。コント漫才師のトップを走り続けており、発想力は誰も追いついていない。今年こそ優勝。今年も激押ししています。

2.エバース
去年の敗者復活で衝撃の漫才を披露した二組。会話だけで爆笑を生む、ブラマヨを彷彿とさせるしゃべくり漫才。佐々木の突拍子も無い話題も違和感なく聞いてしまえる台本の強さと、端的にツッコむ町田の雰囲気がたまらない。ツッコミに関しては、町田が今一番面白いかもしれない。一度も決勝進出は無いが、今年の期待値はとんでもない。去年の令和ロマンしかり一撃で優勝がありそうなコンビ。ツギクル、ABCにも出場し知名度をあげており、今年は大チャンス。

3.イチゴ
去年の準々決勝の漫才は本当に面白かった。わけわからんイクトのボケも、イクトのまとっている雰囲気で笑ってしまう。ツッコミの木原のワードも面白く、イクトの世界に木原が巻き込まれている関係性がたまらない。今まで見たことない題材で勝負しているのも良い。最低でも準決勝には来ると思われる、東京吉本のホープ。

4.家族チャーハン
去年のM-1一回戦の動画で一気に知名度を上げたコンビ。スタイルは真空ジェシカ等と似ているが、飄々としたボケと大阪弁の強いツッコミが良い対比になっており、非常にわかりやすく聞きやすい。近年増えている説明型ツッコミではないのもナイス。コント漫才師の新たな刺客。

5.令和ロマン
今年も参戦を表明したチャンピオン。チャンピオンの賛成は個人的には嫌だが、ABCでの漫才を見ると今年も余裕で決勝にいるだろう。くるまの表現力と立ち振る舞いはもはや唯一無二。絶妙に想像出来るシチュエーションをチョイスするのが天才なコンビ。そこから繰り出されるボケは想像を上回る。正直、現状は対抗馬と呼べるコンビが不在な気がする。

6.TCクラクション
キングオブコントもM-1もずっと次点で苦戦している実力派コンビ。毎回練りに練られたシチュエーションやシステムで勝負出来る漫才師で、どれも外さない。去年の準々決勝もかなりウケていた。去年はくらげ が決勝にあがったように、次はこのコンビの順番な気がしている。

7.軍艦
毎年推しているが、今年も外せない。やはり若い兄ちゃんのわけわからん立ち話 感がたまらない。仲良しな友達の面白い話を聴いている感じもあり、良い意味で漫才師っぽくない独特の風貌。世間的には無名のため、決勝で漫才をしている姿を見てみたいコンビ。

8.ぺ
史上最も検索しにくいコンビかもしれない。最近では有吉の壁にも出場し、徐々に知名度を上げている若手コンビ。二人ともふざますよ 感が出ており、去年の三回戦の漫才もバカバカしいシチュエーションで非常に面白かった。二人の風貌も良く、超若手として一気に駆け上がって欲しい。

9.からし蓮根
去年の準々決勝のネタも非常に良かったが落とされてしまった。設定はシンプルながら、常に強ワードのボケツッコミを繰り出せるコンビ。ベタな部分もあり、シンプルでわかりやすいボケが多い中であそこまで強いボケが多いのは素晴らしい。2019年のM-1のネタを越せるモノを作れるかがカギかもしれない。

10.黒帯
ずっと決勝候補と言われながらも、準々決勝の壁で苦戦している。特徴である一撃必殺のボケは毎年ウケているだけに、今年は最低でも準決勝に行って欲しい。ルックスも良いので、一気に人気が出そうなだけに今年こそ勝負。

今年もM-1が始まるが、大型のニューカマーはエバースくらいかなと思われる。令和ロマンや真空ジェシカあたりを越す漫才師は現時点ではいないように思えるが、オズワルド等の決勝経験者の返り咲きにも期待。毎年芸人の消費サイクルが早すぎて、決勝に残っても優勝or決勝に出続けないと忘れられてしまう厳しい状況になっている。いずれにしても今年も楽しみだ。

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