下請けの下請けWebライター

7月からまた部署が変わりました朱鞠です。
半年毎の部署異動や担当変更は、弊社あるあるなので、驚きはしません。

部署が変わったというより、2年弱ぶりに部署が戻ったとでもいいましょうか。
上司も入社から世話になっている馴染みの上司に戻り、いろいろと仕切り直し中でございます。

部署は変わりましたが、Webライターとしての仕事は変わらず、いよいよ本腰を入れてSEOディレクションなんかも担当させてもらえそうな様相です。

でもって、まずジャブ程度に回ってきた仕事が、外注ライターに依頼していた記事の構成案チェックです。

弊社も悪いんです。
ド素人がキーワードを選定して依頼してるのですから。
構成を考えるのも難しいでしょう。

にしても、構成の質が低い。

ただ、質が低い原因もわかりきっている。

この依頼先の外注ライターというのが曲者で、弊社と直接契約をしているWebライターは、さらに下請けを使っている元締めで、実際に記事作成を担当しているのは、下請けの下請けWebライターなのです。

クラウドソーシングでうじゃうじゃ見かける案件ですね。
例えば、元締めが文字単価3〜5円で獲得してきた案件を、文字単価1円程度で回すアレです。

今回の記事を担当している下請けの下請けWebライターさんのお名前がわかったので、フリーランスなら名前でヒットするだろうと検索をかけてみたら、案の定ヒット。
まだWebライターとして駆け出しの方でした。

本来であれば元締めが一度内容をチェックし、弊社に渡せる状態まで仕上げるのが筋なのですが、あの様子だとチェックもザルなのでしょう。
しっかりチェックしてこれなら、それはそれで大きな問題ですが。

その結果、その下請けの下請けWebライター氏に修正という名の盛大なダメ出しを、私がおこなわないといけないのですね。

またしても弊社の悪いところなのですが、この外注への依頼、私が部署異動になる前からスタートしておりまして。

弊社も弊社でまともにチェックできる人がいませんから、その下請けの下請け氏は、今までダメ出しをされずに構成からライティングをおこなっていたはずなのです。

こんなのとてもかわいそうなことになると思いませんか?
これでいいと思っていた内容が、突然全否定に近い形でダメ出しされるんですよ?

私も意図しないところでヒール役です。

傷つけないように言葉を選んで修正していますが、赤ペン入れられまくりの原稿が戻ってきたら、どう思いますかねぇ……

などと思いを巡らせながらも、これはビジネスです。
さすがに毎度修正をたくさんしなければならない状態では困ります。
私も多忙な身なのです。

外注、ましてや下請けの下請けWebライターを育てる余裕は弊社にはありませんし、その筋合いもありません。

業務の効率化を考え、来月からは私が構成まで担当、ライティングのみを依頼する方向です。

弊社は委託を継続するつもりではおりますが、単価を下げる交渉をすることでしょう。
ライティングのみになりますので、同額というのはあり得ません。

そして、元締めがその条件を飲んだ場合、下請けの下請け氏の収入も減ることでしょう。

フリーランスとして副業をしている自分もブーメランが返ってくるかもしれません。
身が引き締まる思いをした今日の出来事でした。


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