ゆらゆら、ゆらゆら、
文字の海を揺蕩う。

遠くの彼が紡いだ言葉を目で拾う。

文字の裏に潜む感情の機微ひとつもらさぬよう、丁寧に丁寧にすくい上げる。

その文字が私の心に馴染むとき、まるで心に明かりが灯ったように温かくなる。

鉛の破片が紡ぐ想いを大事に大事に心にしまう。

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