子どもの超☆偏食は、「好き嫌い」じゃないのかもしれない
娘6歳。苦手な食べ物が多いです。
肉や魚はたいてい苦手。「かたい」「かみきれない」らしい。つくねやソーセージ、柔らかいハンバーグは大丈夫だけど、粗挽きなやつはダメです。刺身、寿司も食べない。
繊維がある野菜、ほうれん草など葉物、れんこんごぼう、きのこ全般もダメ。
ウインナーやトマト、みかん、ぶどうは「皮むいて〜」。
これらは本人曰く「かたい」「かみきれない」のだそうです。
あとはクセが強い系、刺激系もダメです。ナス、ピーマン、しょうが、にんにくなどなど…。中濃ソースも「辛い」って言ったりします。
私は嫌いな食べ物、ないんです。だから「好き嫌い言ってないで何でも食べなよ〜もったいないじゃん」って思ってました。
娘が小さい頃は、あんまりにも食べないもんだからイライラして「大丈夫だよ、そんなの飲んじゃえばいいの!」なんて言ったりもしました。でもダメでした。10分も15分もずっと口の中でモグモグして…結局涙目になって「べーしたい…」ってなるんです。
そんな娘も、保育園では何でも食べていました。でも、食べるのが遅くて「ごちそうさま」に間に合わない。給食が嫌で保育園に行きたくないって言うこともありました。(先生はいつも「無理しなくて良いんだよ」って声をかけてくれてましたが…)
私が園の先生に相談するのは、もっぱら給食のこと…。
そんな感じだったので、薄々と「嫌い」なんじゃなくて、「苦手」なんだな、「わがまま」とは違うのかもしれないと気づいてはいました。
で!
HSC=highly sensitive child、ひといちびい敏感な子、という概念?に出会ったのです。
詳しくは調べてみてください、なのですがザックリ言うと、
・5人に1人の割合で存在する、人の「特性」
・いろいろな刺激や、人の気持ち、雰囲気などにとっても敏感
な子どものこと。
娘に当てはまる特性は
苦手な食べ物が多い、大人の表情や意図を読む、場や人に慣れるのにとても時間がかかる、他の子が怒られているのに自分も辛くなる、乗り物酔いしやすい、大きな声で注意されると必要以上に怖がる、大人の冗談に傷つきやすい
、正義感が強い、ダメと言われたら極端なほど絶対にやらない、などなど…。
私はHSCを知ってとても心が軽くなりました。まず、いろんなことの理由が分かったから。敏感に感じていたからなんだ!と。そして、別に私が甘やかしたからでも、娘がわがままなわけでもなかったんだと分かったから。むしろ娘も苦しんでるんだと分かったから。
みんなと同じようにできなくても良い、そのまま丸ごと受け入れてあげれば良いのね〜なーんだやっぱり〜!って感じでした(^^)
そして、HSCについてもっと知られてほしいと思いました。
親が自分を責めないように、周りの大人が気づかないうちにその子を苦しめないように、そしてもちろん、その子自身が楽になって自己肯定感を高められるように。
「HSCかどうか」が重要なのではなく、「みんなそれぞれ、違うんだね」「違いをそのまま受け入れよう」っていうのがもっと広がると良いな。それは子どもだけじゃなくて、大人もそう。そうすれば、自分の良いところにももっと気づいていけるようになると思うんだ。
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