王座の間で打つのは"悪手"かもしれない話
○環境の変化
魂天の総数が増え、王座の間のプレイヤーにも変化が起きている。
その結果、「しばらくは王座の間で打つべきではない」と考えるに至った。
○雀聖が勝つメカニズム
これは、雀力の問題ではなく、ポイント配分の歪みが起こした現象だと言える。
魂天は1、2位を目指し、雀聖は1、2、3位を目指す。
魂天は1位と4位をより多く取り(1・4型)、雀聖は2位と3位をより多く取ることになる。(2・3型)
これは、1・4型の魂天は分散の大きい勝負に参加しやすいからだ。
対して、2・3型の雀聖は、大きな勝負はできるだけ控え、誰かが勝手に沈むのを待つことでラスを回避できる。
このポイント配分の歪みが、いま王座の間におかしな現象を起こしている。
○1・4型のプレイヤーの増加
今、王座の間には、とにかく魂天が多い。
魂天1人vs雀聖3人の対決や、魂天4人の頂上対決であれば問題はない。
しかし、魂天が2人、もしくは3人のときは、雀聖が得をしている。
まずはこの構造に気づく必要がある。
雀聖が得をするということは、魂天は損をする。
おそらく、ここ数ヶ月間で、魂珠の総量は大きく減ったはずだ。(具体的なデータがないため、憶測である。)
つまり、いま魂天が王座の間で打つことそれ自体が既に"悪手"かもしれないのだ。
ちなみに、魂天がラス回避戦略をとることはあまり得ではない。
3着はポイントが減ってしまうし、他の魂天のトップ率を上げてしまうことになる。囚人のジレンマのような状況になってしまっているのだ。
○最適な戦略
であれば、魂天が取るべき戦略の一つは、「しばらくは段位戦を控える」ことだ。
また何かの環境の変化が起こるかもしれない。
もしくは、今の環境で大きく勝ち越せる戦略を考えることだが、まだ僕は見つけられていない。
もちろん、今でもポイントを盛っているプレイヤーがいることは知っている。
しかし、それ以上に、ポイントを減らしている強者の存在を知っているし、以前ならもっと稼げたプレイヤーのペースが落ちていることも知っている。
現在雀聖で、かつ勝ち越す自信のあるプレイヤーは、王座の間で打つことがオススメだ。
段位戦は、自分の実力だけで語ることはできない。対戦相手の傾向やトレンドにも大きく影響を受ける。
また魂天が大勝ちできるチャンスが来るを待ちながら、のんびり実力をつけておこうと思う。
2024年6月7日 horiwo128
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