①麻雀強くなるには?マインドセット編

初心から魂天まで。

麻雀を打つ全ての人へ。


○段位🟰技術✖️マインドセット✖️試行回数


優先順位

  1. マインドセット

  2. 試行回数

  3. 技術


魂天を目指す上で、まずあなたは、技術を身につける前に、マインドセットについて知る必要がある。

それから、試行回数を増やす。そのうちに、技術が身につく、といった順番だ。


まずは、それぞれの用語について、詳しく説明する。


○技術


牌理、押し引き、読みなど、いわゆる戦術本で得られる知識やスキルのこと。


そもそも知識として「知らない」

→知識としては「知っている」

→じっくり考えれば「使える」

→無意識レベルで「できる」

(→体系化して人に「教えられる」)

などのレベルがある。


麻雀戦術書、麻雀プロの配信など、教材はいくらでもある。今の時代、あらゆる情報は公開されているため、勉強している人とは差がつきにくい。


それにもかかわらず、「麻雀が強くなる方法を知りたい」と言う人は、今も昔も、山のようにいる。これは一体、どういうことだろう?


それは、麻雀戦術書が、戦術を学ぶことに重点を置いているからである。確かに必要だが、それだけでは十分ではない。


段位を上げるためにすべきことは、麻雀の戦術を学ぶことだけではないということだ。


ここでは、技術以外の残りの2つ、マインドセットと試行回数に重点を置く。


○試行回数


要するに、どれだけたくさん打ったか、ということ。言ってしまえば、それだけ。

100半荘しかしていない人と、1000半荘している人であれば、後者の方が段位が高い可能性が高い。

これは、ある程度までは打てば打つほどポイントが増えていく仕組みだから、当然と言えば当然だ。


ちなみに僕は、真面目に麻雀の勉強を始めてから魂天になるまでに、約2500半荘かかった。(2021年10月〜2023年1月)


だからまず、魂天を目指すなら、技術うんぬん以前に、最低2000半荘くらいは段位戦に時間を費やす覚悟が必要であると思われる。

(もちろん、もっと少ない回数で到達する人もいるだろうが、彼らは既に麻雀の勉強をし倒している猛者である可能性が高い。)


とはいえ、いきなり「よし2000半荘打とう!」というわけにもいかないだろうから、ここでは、どうすれば、楽しみながら努力を継続できるのか、について伝えようと思う。


試行回数を増やすためには、後述するマインドセットが重要となる。



○マインドセット


『あなたがもし可能性を発揮できずにいるとしたら、その原因の多くは、"心のあり方"(=マインドセット)にあると言ってよい。』

(ーーMINDSET「やればできる!」の研究/キャロル・S・デュエック p.3)


あなたはどちらの信念を持っているだろう?

・人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができる(しなやかマインドセット)

・人間の能力は固定的で変わらない(硬直マインドセット)


硬直マインドセットの人は、自分が他人からどう評価されるかを気にするのに対し、しなやかマインドセットの人は、自分を向上させることに関心を向ける。


硬直:つまずいたらそれで失敗。

しなやか:成長できなければ失敗。


硬直:努力は忌まわしいことである。

しなやか:努力こそが人を賢く、有能にしてくれる。


麻雀を長く楽しむコツは、早期にしなやかなマインドセットを身につけることである。

硬直マインドセットの人が、勝って優越感に浸っている間に、しなやかマインドセットの人は、新しい知識を取り入れ、成長しようとする。

この差が積み重なって、いつの間にか大きな差になっているということに、気づけるかどうかが鍵である。


中には、本気で努力するのが怖い、という人もいるかもしれない。

では一度、考えてみてほしい。ほんとうに恐ろしいのはどちらだろう?

使わずじまいの才能を大事そうに磨きながら「やればできたのに…」とぼやくのがよいか。それとも、「自分が価値を置くことに全力を注ぎ込んできた」と胸を張って言えるのがよいか。


マインドセットは、信念であり、自分で選択できる。

よく考え、後悔しない選択をしてほしい。



○魂天になるために役立った思考メモ


・段位≠強さ

段位戦はマラソン。

段位やポイントはあくまで現在地であって、完走できる実力があるか(=脚力)は別。

ちなみに±1000くらいは誤差。増えた減ったを気にすること自体がもはや損。


・反省する時は、内容>結果!


内容良、結果良→サイコー☺️

内容良、結果悪→アララ…😅

内容悪、結果良→ラッキー😎

内容悪、結果悪→オーマイガー😱


上2つならオッケー!結果は運の要素が大きすぎるため、気にしてもしょうがない。


・シンプルなルールを決めて守る!

例:「リーチ、ドラポン、混一色2副露への、ノーテンからの放銃0」

「1シャンテンからリーチに押すのは5200両面両面以上」など


これらの目標は、内容が良かったかどうか、を振り返る上で役に立つ。


・「分からない!」を見つけるゲーム、と考える

分からないところ=伸びしろ!

メモorスクショが増えるごとに、経験値UP。


・小さな変化を褒める

例:「このときの対面さん、高そうだと思ったらドラドラだった!読み通り◎」

「怖かったけどよく押した!ナイスプッシュ!」


・第三者のフィードバックを活用する

自分で考える+他人の目を使う!

組み合わせれば最強。AIでも可。


・身体の伸びは手牌の伸び

ツモがイマイチ、と思ったらストレッチ!

視野、余裕UP!(常に、「今できることは何か?」を考える習慣が大事)


・敵はサービス終了と寿命だけ

あとは全部味方。

勘違いしがちだけど、同卓者も同じ魂天を目指す仲間。リスペクト大事。


・手の痺れ、首の痛みが起きたら休む!

身体が休息を求めているサイン。やりすぎは禁物。


・楽しく打つ!

無理してやってもしょうがない。


○無意識の思考を変換する練習


・「〜すべきだ」「〜しなければ…」

→「〜に越したことはない」


・「どうして勝てないんだ?」

→「勝つ日もあれば負ける日もある」


・「どうすれば良かったんだ?」

→「あの人ならどうしただろう?」

(自分のリスペクトするプレイヤーや麻雀プロならどうするか考える。AIでも○)


・「オレ何か悪いことした?」

→「このゲームに惚れちゃったオレの負けだ」


・「ポイント溶かして休日が終わってしまった」

→「ポイント溶けるリスクを負ってまで、今日もいっぱい打ててえらいなぁ」


・「なんだその打牌!」(他者への怒り)

→「早く王座の間行こう」


・「二度とやるかこんなゲーム」

→「オレじゃなきゃ麻雀やめてたな、危ない危ない…」「来世は麻雀以外の趣味を持とう」


・「運ゲーじゃねぇか!」

→「そういえば運ゲーだったわ」


・「なんのためにこんな辛い思いしてるんだろう…」

→「将来、老人ホームで無双して全員ボコボコにしよう」


・「絶対牌操作されてる!」

→「もしかしたら牌操作されてるかもな」「盛り上げアルゴリズムが今日も正常に動作してるな」

・「何もできることなかった…」

→「今回はチャンスで打席が回ってこなかったな」



○優れた教師の力を借りる


世の中には、「教えることが最高の学びである」と知っており、それを心から楽しんでいる人がいる。彼らに、「楽しい学びの場を提供する」くらいのつもりで、力を借りてみよう。


この場合、教える側にも、しなやかなマインドセットが求められる。

硬直マインドセットの教師は、能力は固定的と考えており、自己の優越感を満たすためにあなたを批判する可能性がある。

「お前の資質はもう変えようがない。私がそれを評価してやろう。」


優れた教師はみな、才能や知能は必ず伸びると信じており、学ぶプロセスを大切にする。

「あなたはこれからどんどん伸びていく人間。私はその成長ぶりに関心があるのよ。」


あなたが人生で出会った良き師を思い浮かべてみて欲しい。その人はきっと、高い基準と温かい雰囲気を持ち合わせていたのではないだろうか?


○マインドセットは"よりよく生きる力"


マインドセットは、麻雀以外のどんなことにも応用可能。

(スポーツ、勉強、仕事、人間関係…)


"よりよく生きる力"、麻雀で磨いてみては…?


○まとめ


魂天になるためにすべきこと。


しなやかなマインドセットを持つ。

たくさん打つ。

技術も身につける。


何より、楽しく打つ!


2023年11月20日 horiwo128

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