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【ブルベ】BRM611埼玉300kmアタック小諸を走ってきた(前編)

<今回の概要など>


 2022年6月11日は300kmブルベの100周年記念だそうです。(2021年9月11日は200kmのブルベの100周年でした。しかしアレで延期になってしまい今年開催。出走予定です。)

 記念だから走っておこうといつもお世話になってる埼玉ブルベに申し込み。妻神班のビーフラインと清水班の小諸どちらにするか迷った(ビーフラインはPBP対策と称してたくさん走らされた思い出残るコース)が最終的にスタートが近い清水班のコースを選んだ。2009年10月24日に開催された巾着田スタートのコースで自分も走ってたようです。覚えてなかったけど。。

スタートからPC1
PC1からフィニッシュまで

 登りの大きなイベントとしては群馬–長野間の田口峠。あとは碓氷峠へじわじわと登るのが地味にきつそうである。

標高(茶色い山)と勾配(心電図みたいな線)グラフ

 雨予報がでてるのでレインウェア一式は欠かせない。雨が降らない予報でもレインジャケットだけは寒さ対策にもなるので携行してる。試しにシートポストバックとフロントバックの重量測ったら合計3.5kg(バック、補給食込。除くツール缶、ボトル)にもなってた。キャノボだったらほぼいらないものだけどブルベでは欠かせない。

<スタート豊水橋ーPC1>


 受付、ブリーフィング後、7時スタート。スタート前にスタッフの方々とお話できてよかった。そして今日はゴール受付も郵便ポストでなく有人です。内装三段ママチャリの女性もいてびっくり。

スタート前車検中

 覚えてないくらい久しぶりのコースですが途切れ途切れには知ってる道を走る感じなのでミスコースなくスムーズに進行。県道30号飯能寄居線ではまとまって走っていたが五明交差点を左折した後は単独になった。
 少し雨が降ってたのか路面が濡れてきたのでシューズカバーだけ装着。足が濡れるのは超不快なので。途中、おまえだ!駅にも立ち寄り。

そうですね。気をつけます

 国道254号を外れた直後の片側交互通行の現場で後ろにランドヌール2名の気配。7時スタートの人かなと思ったが走り出したら離れてしまったので多分6時スタートの人たちらしいと思った。計算よりもだいぶ早く追いついちゃったけど。
甘楽のあたりは水路がいい雰囲気を醸し出してる


 道の駅甘楽に立ち寄ろうかと思ったがまだ補給も疲れも大丈夫そうなので次の道の駅オアシスなんもくへ向かう。不意に観覧車が現れたと思ったら群馬サファリパーク。串田アキラさんの声が脳内再生(それは富士サファリパーク)。道すがらラリーカーっぽい派手な車と何台もすれ違う。と思ったら本当にラリーカーでした。御荷鉾スーパー林道あたりを走ってきたんでしょうか。サファリパークがサービスパークになってたようでそこに向かうリエゾン区間だったようです。

何やらトラブル?このあと積載車とすれ違った


 99.6km地点道の駅オアシスなんもくに11:00到着。観戦目的なのかたくさん人がいた。自分が立ち寄った時では過去最高。用を足し給水。ここでランドヌール4人と出会う。8分停車で田口峠へむけて再出発。
 南牧川沿の雰囲気の良い道を走り110.6km地点の県道93号下仁田臼田線と県道108号下仁田佐久穂線が合流するところから本格的な登りが開始です。

落ち着いた気持ちで走れる静かな道(今回はたまにラリーカーのエグゾーストノート)
そしてぐんまちゃんが時折現れ癒してくれる

 とにかく登り口の斜度が急。36×32Tでもキッツい。耐え忍びながら登って行く途中で二人追い越したがふと後ろみたら誰か近づいてる。誰かはすぐわかった。埼玉スタッフKさん。スタッフやってからスタートしたから7時半スタートで4時間ほどで30分差を詰められました。さすが速い。抜かれた背中がどんどん小さくなっていきます。峠は行政区の境にあることが多いですが田口峠は途中で群馬県南牧村から長野県佐久市に入る。

こういう矢印看板とかをデリニエーター(視線誘導板)と呼ぶことを最近知った

 県境を越えてからもまだまだ長い坂道が続きます。狭岩峡を見る余裕はなく音だけで楽しみながら枯葉枯枝大小石ころが散乱した細い道(RWGPS情報・カテゴリー1・12km・獲得標高749m・平均勾配5%・最高勾配23.8%・予想所要時間47分17秒(速!!))を1時間かけて登り終えました。


路面を良くないが雰囲気は好き。車とは一台とも遭遇せず


灰になっちまったよ。ハイかもしれない

 アームウォーマー装着しながら先着していた人とちょっと会話。ここまで雨なくてよかったですね、なんて話したら見事にフラグが立ちました。第一隧道をぬけて下りに入ったら大粒の雨が大量に落ちてきてフラグを見事回収。長野側に入って少し気温が低下し、速度の出る下りでこの雨はやばいと思い即座にレインウェア一式を装着。途中で抜いていった方はそのまま下ってた。強い。自分は体が冷えるとダメなので真似できません。

 洗越しや水たまりができてる中、雨川ダムのダム湖を眺めながら進む。しばらくすると雨が止みしかも集落のあたりは路面が乾いていた。ピンポイントの大雨のようでした。程なくPC1龍岡城に到着(135km地点・13:06)。龍岡城は、函館の五稜郭同様の星型稜堡をもつ洋式城郭。この形式の城は日本に二つだけだそうです。国史跡で続日本100名城。城といっても藩主の居館として作られたものらしい。すぐ北側の山に展望台があるくらいなので軍事施設としては問題ありですね。
 ブルベ中じゃなければゆっくりみていきたいところですが今回はさらっと案内板を読むだけ。今年度で敷地内の小学校が今年度で閉校になるらしいのでその部分も解放されるようになったらまた訪れたい。レインウェア一式を仕舞い、帰り際にお堀と石垣だけ鑑賞。
 今回のPCは全てフォトチェックで制限時間なし。ここでは大手門の碑を撮る。そしたら程なく登りで抜いていったKさん現る。いったいどちらへ、、龍岡橋南交差点でミスコースしたらしい。

PC1龍岡城、別名龍岡五稜郭、桔梗城

<PC1ーPC2小諸城三之門碑>

 臼田橋西からしばらく御一緒。途中で前後入れ替わって後ろにつく。落ち着いた加速からふと見ると42km/h(時に45km/h)。追い風とはいえこれは乗ってはいけない機関車です。道の駅ヘルシーテラス佐久南付近で挨拶して下車。道の駅なのに鯉のうま煮・あらいのセット(1,840円)が食べられるらしいので寄ったが席は空いてるのに30分ほどかかる(案内までなのか提供までなのか不明)とのことで断腸の思いでお焼き三個とドリンクだけ買って立ち去る。食べたかったがそこまでは待てない。結局今日も薄皮パンとおにぎり(とお焼き)だけになることが決定してテンションが下がる。
 県道78号佐久小諸線に入る。折返重複区間でKさん他何人かとスライド。22kmしかないのであっという間にPC2到着(157km地点・14:18)。さっと撮影して折り返す。

そして流れる王様の深紫伝説、湖上の煙

ようやく折返しまできました。残り半分はまた明日。
お読みいただきありがとうございました。


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