ホリトモアキ

自転車活動にまつわるお話を中心に記します。中学、高校生の時は改造ママチャリやロードマン…

ホリトモアキ

自転車活動にまつわるお話を中心に記します。中学、高校生の時は改造ママチャリやロードマンに乗り2006年から友人からの勧めでロードバイクに乗り始める。ヒルクライム、ロングライドを経て現在はブルベ、シクロクロスを走ってます。

最近の記事

自転車で75時間1000km走る技術

タイトルは下記の書籍を参考。  2023年のGWイベントとしてVCRあおばのBRM503酷1000km(酷千)を走ってきました。  コース概要は以下の通り。 山がち登りがちということが一目でわかるあおばらしい酷いコースです。600〜 700kmの平坦部分は富山市から上越市あたり。 BRM1000kmとは 1000kmのブルベはACPが管轄するブルベでは一番長い距離のものです。しかし SRを取得するには必要ない距離だしSR申請時に短い距離のブルベへの代替不可というちょ

    • 明日使えるかどうかわからないムダ知識をあなたに【東京ー大阪】キャノンボールルート   フル静清バイパス側道ルート(興津ー丸子間)の解説と北街道、旧国道1号線との比較

       キャノンボールを計画するのに避けて通れない準備にルート設定があります。基本的には短い距離で獲得標高が少ない経路にするのがいまのキャノボスタイルになっていますが、基本に忠実に旧国道1号線を主体のルートにしたり国道150号線をつかったり熱海経由だったり中山道でなどと色々あると思います。  自分の場合はトレンドに乗っかってより短く出来るだけ低くで計画しましたが一つ選択に悩んだのが静岡駅前後のルート。ざっくりいうと興津から丸子IC間をどうルート設定して走るかでした。  国道1号線

      • 双方向実走から考える【大阪ー東京】と【東京ー大阪】 その違い

         2022年の間にキャノボ双方向を達成することができました。実走してみて感じた走行方向と季節による違いなどを書いていきます。  条件は国道246号線、国道23号線、伊賀越を使ったルート、【大阪ー東京】は5月下旬、【東京ー大阪】は11月中旬でどちらも早朝出発です。 <出走、到着時刻> 【大阪ー東京】は午前4時半、【東京ー大阪】は午前6時に出発しました。東京都内、大阪府内は特に信号が多いし昼間は交通量が増えるので方向関係なくなるべく早出できるのが理想的だと感じました。自分は始発

        • キャノンボール (東京→大阪)挑戦(抄録?)

           キャノンボールとは?ということに関してはこちらをご参照ください。  前回の2022年5月22日の大阪→東京キャノンボール挑戦(達成)に続きまして2022年11月11日に東京→大阪キャノンボールに挑戦してきました。  結果は507kmを23時間35分(達成)で走りきることができました。 東京→大阪のルート選定 今回のルートは【大阪→東京】と少し変えて、東京日本橋の日本国道路元標から途中駒沢通りを経由して国道246号線、御殿場から国道469号線に逸れて富士サファリパーク前を

        自転車で75時間1000km走る技術

        • 明日使えるかどうかわからないムダ知識をあなたに【東京ー大阪】キャノンボールルート   フル静清バイパス側道ルート(興津ー丸子間)の解説と北街道、旧国道1号線との比較

        • 双方向実走から考える【大阪ー東京】と【東京ー大阪】 その違い

        • キャノンボール (東京→大阪)挑戦(抄録?)

          【ブルベ】BRM820宇都宮600奥只見を走ってきた(後編)

           リスタート後はゆっくり体を動かす様に心がけてペダルをまわす。8月の豪雨で被害にあった付近なので道路の状態に気をつけながら進む。明るいうちなら阿賀野川やそれを渡る橋、磐越西線なんかをみられたのだろうが時たま現れる集落以外は漆黒の闇。ただひたすらに2つしかないギアを使い分けながら登り降りていく。高さこそないがつづら折れを交えながらアップダウンの連続。道の状態は想像していたよりはよかったがいい訳ではない。そこそこ体力削られて喜多方のチェックポイント4までたどり着いた(438km/

          【ブルベ】BRM820宇都宮600奥只見を走ってきた(後編)

          【ブルベ】BRM820宇都宮600奥只見を走ってきた(中編)

           R352から迂回路のR401で只見方面へ向かう。下る最中にキャッチしたのはBMXの漢。シングルギアの登りがめっぽう速い人(後から聞いた。有名人らしい)。自分は二速あるのでDNFできんなと思ったり。  雪深い地方特有の家屋や町並みを眺めながらR289からR252に入り田子倉ダム手前まで来た。ここで先行していたランドヌールと橋の上で談笑。湖に映るダムが素敵。  ここからいよいよ六十里越え。実際の距離は六里(約24km)でありながら、険しさゆえに一里が十里にも感じられるほど余

          【ブルベ】BRM820宇都宮600奥只見を走ってきた(中編)

          【ブルベ】BRM820宇都宮600奥只見を走ってきた(前編)

           8/20にブルベ”宇都宮600奥只見”を走ってきました。  コースは当初の予定では国道352号線を走り桧枝岐村から奥只見湖へ行くコースでしたが枝折峠から駒の湯間が災害復旧工事による通行止めの為迂回路が設定され宇都宮600”只見”になりましたw  新潟平野こそ平坦ですが他は山がちなコース。予定だと酷道459号線は真っ暗な時に走らなければならない。加えて新潟入ったあたりから雨の予想。なかなか厳しい戦いになる予感満載でした。  土曜の3:00スタートだったため早めに現地近くまで

          【ブルベ】BRM820宇都宮600奥只見を走ってきた(前編)

          【イベント】17thAttack!299を走ってきた(後編)

          <スタート〜上野村ふれあい館>  ブリーフィングを受けて程なく走り始めましたがなぜか流れ上うちのチームが先頭になってしまいました。RoppongiExpressさんたちとか速そうな人がいたのですが。15kmほどはチームの三人で回りながら進み、その先は全員で回り始めました。ペース遅いと思われたのでしょうか(なんにせよ少し楽に楽にならなかったw)。4時スタートはざっとみて15、6人。3時半組よりだいぶ少ない印象。小雨が少し収まり徐々に空も白み始め、先頭変わってからはややハイペー

          【イベント】17thAttack!299を走ってきた(後編)

          【イベント】17thAttack!299を走ってきた(前編)

          <2022年8月7日>  cycleclub3UP主催のサイクリイベントAttack!299に参加しました。今年で17回目だそうです。cycleclub3UPは飯能のサイクルハウスMIKAMIさんを母体するクラブ。シクロクロスでも活躍されてるのでよくお見かけしてました。  概要は埼玉・群馬・長野を結ぶ国道299号線をメインルートに据えたワンウェイ山岳サイクリング。スタートは埼玉ブルベでおなじみ入間市豊水橋。県道70、53号線を繋いで山伏峠(標高620m)→ 志賀坂峠(標高

          【イベント】17thAttack!299を走ってきた(前編)

          ブルベとキャノンボールの装備の違い

           キャノンボールに挑戦する計画中に感じてた事ですがブルベとキャノンボールは走る時間や距離が重なり合うところが多いけど装備が全然違う。(ブルベなら400kmを27.5時間、600kmは40時間。キャノボは500〜550kmを24時間)  なぜ変わるのかというと大きく括ると軽量化の重要性が高いこととトラブルへどう対処するかに大きな違いがあるからです。キャノンボールはファストランなので軽量化することは重要です。装備は厳選した方が良い。(空力も重要ですがここでは除外)トラブルにはメカ

          ブルベとキャノンボールの装備の違い

          【ブルベ】BRM611埼玉300kmアタック小諸を走ってきた(後編)

          <PC2ーPC3碓氷第三橋梁・めがね橋>  ここまで追い風だった。千曲ビューラインから見える浅間山は雲がかかり気味だったが山体が綺麗に見えた。この道に入ってからは向かい風をもろに受けながら走る。じわじわとした登りと相まって速度は上がらないしボディーブローのように効いてくる。ボディーブロー食らったことないけど。もらったら吐き死ぬ。  国道18号に入るところで一人合流。6kmほど抜くかどうしようか迷ってたらギアを軽くして少し速度が遅くなったので前に出る。手では示さないが前に出

          【ブルベ】BRM611埼玉300kmアタック小諸を走ってきた(後編)

          【ブルベ】BRM611埼玉300kmアタック小諸を走ってきた(前編)

          <今回の概要など>  2022年6月11日は300kmブルベの100周年記念だそうです。(2021年9月11日は200kmのブルベの100周年でした。しかしアレで延期になってしまい今年開催。出走予定です。)  記念だから走っておこうといつもお世話になってる埼玉ブルベに申し込み。妻神班のビーフラインと清水班の小諸どちらにするか迷った(ビーフラインはPBP対策と称してたくさん走らされた思い出残るコース)が最終的にスタートが近い清水班のコースを選んだ。2009年10月24日に開

          【ブルベ】BRM611埼玉300kmアタック小諸を走ってきた(前編)

          キャノンボール雑感

          大阪から東京へキャノンボール実走して感じたことを箇条書き 東京ー大阪タイムトライアル(キャノンボールの前段階)は国道1号をいかに速く走るかだったがそこに国道1号の起終点間を24時間以内に走るという要素を加えてキャノンボールになったんだと感じた。この2要素が加わったことでタイムトライアル風味が減りルート設定の楽しさが加わり走ってみたいと思う人が増えたのではないかな。                     ブルベとキャノンボールとの違いは道路元標起終点以外、計画全てが自分に

          キャノンボール雑感

          キャノンボール大阪→東京実走編3(興津→日本国道路元標)

          夜が道をつつむ。闇の時間がはじまる。 ファミリーマート清水由比→生土交差点(425km地点 )  由比から蒲原あたりで興津600,400のブルベ参加者とスライドしながら走る。向こうはこっちがなにやってるのかはわからないだろう。暗くなりつつあるので前照灯、尾灯を点灯。新蒲原駅で新富士川橋を渡るために道をそれる。  この橋の車道は自転車通行禁止なので歩道をゆっくり進む。渡ったところに道の駅富士。用を足し顔洗う。洗顔してたら鼻血が出た。さほど自覚はないが疲れからなのか体調は

          キャノンボール大阪→東京実走編3(興津→日本国道路元標)

          キャノンボール大阪→東京実走編2(名古屋→興津)

          名古屋を過ぎ東海道へ。そして長い長い静岡県が始まる。 名古屋市弥次ェ町711→JR弁天島駅(245km地点) R1に合流し浜名湖を目指す。名鉄名古屋線と平行に進んでいく。途中で桶狭間、岡崎城とか吉田城の櫓なんかが見えて重要な街道を走ってる実感が湧いてくる。  経路的には一箇所、豊明駅付近で旧道に迂回する必要があるが(自転車通行禁止)、豊橋の西八町で左折して潮見坂に入るところで左折するだけ。そしてまたR1から離脱。旧道迂回時に敷島製パンの工場からパンの良い香りがした。そこでヤ

          キャノンボール大阪→東京実走編2(名古屋→興津)

          キャノンボール 大阪→東京実走編1(大阪市道路元標→名古屋まで)

          お待たせしました。ようやく走り始めます。 梅田→関宿(95km地点)  街の灯りに照らされて金色の錘重は梅田の街中でいつも通り佇んでいた。 大阪市道路元標、一般国道1号線の終点。ここは7路線の国道の起終点の場所。  早朝だが車の流れはほどほどにある。エネルギーの出口を求めて学生がビル前のカラーコーンをなぎ倒していく。30分前に到着。寒くはない。風も気にするほどではない。スタート宣言用の撮影データを撮りしばし待機。  と、そこにロードバイクに乗った方が現れた。お見送りに

          キャノンボール 大阪→東京実走編1(大阪市道路元標→名古屋まで)