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第14回 君ヲ想ウ
こんホリ!
さてさて、ニーズの偏ったお話ばかりが続いてしまいましたね。
興味ない方には申し訳ありませんでした。
辞めません(*‘ω‘ *)
でも今回は誰もが食いつきやすい恋愛について書いてみましょう。
大した話ではありませんので、お菓子でも食べながら見てください。
恋愛初心者のバカな振る舞い
静かに移りゆく 遠い記憶の中
思い出に寄り添いながら 君を想えるなら
【藍井エイル MEMORIA】
今ではこんな風に想える「思い出」となりましたが、当時としては大変でした。
ありがちかどうかはわかりませんが、僕はアニメ・漫画・ゲーム大好きで生きているので、学生時代はそれはもう拗らせていたと思いますw
簡単に言えば女性とのコミュニケーションが苦手。
バイト先も同年代の女性はほとんど存在せず、親かそれ以上に年の離れた方達しかいなかったため、余計に機会もありませんでしたしね。
おばちゃん達はとても可愛がってくれましたけどもw
そんなバイト先とも離れ、新しい境遇に落ち着いて数年後。
新しく入ってきた女性に仕事を教え、その間に境遇を聞くことになりました。
未婚の母であることや、色々大変な経験をしていること。
僕は当時、へぇそうなんだぁくらいにしか聞いていませんでしたが、女性の大変さというのはこの人からたくさん教えてもらったように思います。
もちろん一部に過ぎないでしょうが。
当初、恋愛感情はお互いなかったと思いますが知り合って2年くらいしてからお付き合いを始めました。理由は一人で子供を育てているのが一生懸命で、それがとても魅力的に思えたから。
子持ちでいいのかと聞かれ僕は子供が好きなので大丈夫、と安易に言いました。
とんでもない思い上がりです。
僕はきっと途轍もない負担をかけました。
初めての彼女に浮かれたのもあったし、子供がいる女性というのは一人身とは違います。僕の至らないところが多かった。
毎度、違う理由でケンカしては別れ、しばらくしては復縁。
お互いアホなんでしょうねw
3度目のケンカの時、彼女は同じだった職場を辞めました。
お互い相当な爆発をしましたw
2度と会うこともない、お互いそう思ったでしょう。
それからしばらくは関わることもなく、月日は経ちました。
人生の選択を間違えない
円満とは限りなく遠い別れ方をしたものの、怒りはあっても恨むわけではなし。自分勝手にいえば精神的な負担も無くなり随分と気楽になりました。
「初めての彼女にしては難易度高かったなw」
学生時代から付き合いのある同僚からはそんな風に言われました。
そうかもな、と答えつつ子供を養わなければならない彼女を結果的に追い出す形になった自分に何も思わなかったわけでもありません。
しかし、もうどうしようもないこと。
引継ぎのための連絡も取れませんでしたしね。
年単位で時間が経ったころでしょうか。
彼女から電話がありました。
出るかどうか、相当に躊躇したのを今でも覚えています。
意を決して電話に出ました。
もしもし?
「助けてください。」
おやおや、穏やかじゃないですね。
数年ぶりの第一声がそれ?
思い詰めた声でそんなこと言われたら身構えちゃいます。
僕と別れてしばらくしてから別の男性とお付き合いしていたそうです。
ただあまりに粗暴だったため、別れを切り出したそうですがそこから付きまといが始まったとのこと。
遂には家の前で待ち伏せまで起きたこと。子どもに危害が加えられないか心配でならないこと。彼女は語りました。
なぜ僕に?という疑問は尽きませんでした。
そこまでのことなら警察にいえばいい。
実際相談はしたそうで、パトロールは増やしてくれるそうですがこれといった実害が出ないうちはそれが限界らしく。
それならば当然、僕にだって何かできるわけではありません。
断るのは冷淡でしょうか。もはや何の義理もないといえばないのです。
その場ではまた連絡する、とだけ答え電話を切りました。
みなさんだったら同じ立場でどうしますか?
後には引きずらなかったとはいえ、殺意まで芽生えるほどの別れ方をした相手です。今更、都合が良すぎるのではないでしょうか。
それに何かをするとして、相手が本当に粗暴なら身の危険もあるかもしれません。綺麗ごとと現実は違います。
僕は師匠に相談しました。
今までも何かに困れば師匠は答えてくれました。
きっと今回もいい答えをくれるはず。
僕から事情を聴いた師匠はしばらく僕の顔をじっと見た後、
「自分で決めなさい」
と、静かにいいました。
それが出来ないから聞いているのに!
情けないかもしれませんが、所詮僕はこの程度の人間です。
方針を考えはしますが、明確に決まらなければ動けません。
白状すれば怖かったのです。行動の責任を取ることが。
師匠が明確に何もいってくれなかったのは後にも先にもこの時だけです。
考えさせられることはあっても、最後にはいつも教えてくれていたのに。
僕は・・・
終わりに
結果として僕は彼女の子供が心配だからと言い訳して連絡を取ることにしました。特定を避けるため内容の明言は避けますが、僕としては彼女への数回の指示と警察の方と2度ほど話す程度でそれ以上のことをすることなく、付きまといは無くなりました。
自分が心配するほどの大した事もない。
心配性な自分を嘲りたくもなりましたが、これはもう性分です。
この件はこれで済みました。
さようなら。
いいえ、もうちっとだけ続くんじゃ
人間本当に懲りないものです。
我ながら気持ち悪い。
4度目。1年くらいは続いたかな。
彼女の子供の父親と彼女の間に色々あってお別れしました。
そこが復縁したとかではないんですが、まぁ御察し下さい。
今でも彼女からはたまに連絡があります。
元気そうでなにより。
付き合ってた時より今は平穏に話していると思います。
僕は一連の事から様々なことを学びました。
色々な考え方が確立されていき、その基準を持って今も生きていることができます。
ずっと悩んでいたことも決められましたし、彼女には本当に感謝です。
もう2度と彼女と付き合うことはありません。
ありがとうございました。
さようなら。お元気で。
さて、こんな恥ずかしくつまらない話を最後まで読んでくれてありがとうございました。
僕より大人な皆さんにはお目汚ししたかと思います。
すみません。
あぁ、人生は楽しいな
サポートしなくていいからまた見てくれたら嬉しい(*‘ω‘ *)