見出し画像

リプロダクティブ・ヘルスの分野でイノベーションを目指す起業家は少ないかもしれない

恥ずかしながら「リプロダクティブ・ヘルス」という分野があることを知りませんでした。でもこれ、性別問わず、とても大事です。

製品動画がわりとリアルで「大丈夫かいな?」という感じなのですが、開発元のOCON Healthcareが説明する通り「簡単に挿入・取り外しができる」のであれば、望まない妊娠を避ける有効な手段と言えそうです。

無知を重ねて恥ずかしいのですが、同記事によると「CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の発表によると米国では全妊娠の約45%が意図しない妊娠」とのことで、僕の認識より遥かに大きな割合でした。

*

ただ日本に関しては、そもそも性教育という観点でかなり遅れています。

とりわけアフターピルに関しては、多くの女性が強く求めていますが、ようやく「内閣府男女共同参画局の専門調査会が「第5次男女共同参画基本計画の策定にあたっての基本的な考え方(案)」の中で、専門の研修を受けた薬剤師による面前内服を条件とした上で「処方箋なしに緊急避妊薬を利用できるよう検討する」という文言を入れた」という状態。

*

新春ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の中でも、 成田凌さん演じる梅原ナツキさん(ゲイ)が「100年くらい時間が早く来てほしい」と述べていました。

諸制度改正の歩みが遅い中で、民間企業であるOCON Healthcare社がリプロダクティブ・ヘルスの分野に一石を投じるような製品を出していることは賞賛に値します。この分野でもイノベーションを目指す起業家がもっと増えていけば、より暮らしやすい社会に変わっていくような気がします。

「リプロダクティブ・ヘルスの分野でイノベーションを目指す起業家は少ないかもしれない」という、実に後ろ向きなタイトルをつけてしまいました。「こんな製品あるよ」「こんな起業家・経営者がいるよ」といった情報があれば、ぜひ教えてください。Twitter DMでお待ちしています。

記事をお読みいただき、ありがとうございます。 サポートいただくのも嬉しいですが、noteを感想付きでシェアいただけるのも感激してしまいます。