蜂に刺された、ぴえん。
もし僕がオールナイトニッポンのパーソナリティを務めていたとして、たぶん毎週頭を抱えるのがエピソードトークだろう。
主にパーソナリティの体験談だが、毎週、リスナーに笑ってもらえるような内容を考えられるとは思えない。なにせ、毎週月曜日の定例MTGでのGood and Newでさえネタに困るのだから。
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だが今週は身体を張ったネタがある。
そう、蜂に刺されたのだ。
僕が住むマンションの駐輪場を歩いていたら、おもむろに刺されたのだ。
「蜂に危害を加えようとしない限り、蜂に刺されることはない」。そんなの嘘だ。僕は小学校のときにも刺されたことがあるのだが、そのときも無防備だった。蜂に刺されないよう多少の注意は必要だが、刺されるときは刺されるらしい。
しかも、首の後ろ。
寝首を搔くとは、このことではないか。
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場所が場所だったので、不安があった。
直接は見えなかったので妻に写真を撮ってもらうと、少し膨らんでいる。そして時々ピクリと痛くなる。
とりあえず病院に行った。
週末ということで40分ほど待つ。
「堀さん」と呼ばれて入室し、事情を説明すると、先生は「もう腫れてないですよ……」と。
うわあああああああああ。だけど、痛むことは痛む。場所も場所なので……と伝えると塗り薬を処方してくれた。
診察代として1,080円。「いやあ、もったいなかったかな……」と正直、思った。
だけど、すぐに思い直す。「大したことない」と分かっただけでも、価値はあったのではないか。
昨年のnoteのイベントでメンタルコーチの山家さんの話を思い出した。
「些細な悩みも全て書き出した方が良い。気付いていないところで、脳はエネルギーを使っているから」
僕はクヨクヨしない性格なんだが、アンコントロールな事象に対する免疫が低い。自分で予想つかないこと / 対処できないことに対して「大丈夫だろうか」と、必要以上に不安になってしまう習性がある。
お金を出して「大したことないよ」と言ってもらえただけで、その日はぐっすり眠ることができた。
24時間以上経った今も腫れているのだけど(ちょっと痒さがある)、まあ、いずれ治るだろうとちっとも心配してはいない。
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人生には、予想もつかず蜂に刺されるような出来事が、時々起こってしまう。
その対処に心身ともにエネルギーを消費してしまうものだが、お金をかけて解決できるのであれば、頼ってしまうのもアリだ。
筋の良い悩みは、人間を成長させてくれる。
だけど、筋の悪い悩みは、ただただ時間を浪費させるだけ。
こうやって思考を整理できたのだから、たまには蜂に刺されるのも悪くないかもしれない?
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