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数字へのこだわり。
すごくどうでも良い話だが、契約しているコワーキングスペースの駐輪場で、僕はなるべく「51」または「17」のスペースに駐輪するようにしている。
51はイチローさん、17は大谷翔平さんの背番号だ。
重荷を下ろしてテキパキと仕事をしたいときは51に、一発逆転ホームランを狙うような仕事をするときは17に停める。
それぞれの数値がラッキーナンバーかと言ったら、そうではない。
銭湯では「2」に靴を入れる。大学時代のアイスホッケーサークルの背番号で、何となく自分にとって縁起の良い数字だ。
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数字のエピソードで憶えているのが、森田真生さんの著書『数学する身体』を読んだときだ。
初めて参加した数学科の飲み会で、下駄箱が素数番から埋まっていったのはいまでもよく覚えています。数学を勉強していると素数がありがたくなってくる。でも当時の僕にはそんな発想はないからびっくりです。平気で十二番とか約数の多い箱に入れてしまう(笑)。
(考える人「『数学する身体』森田真生」より引用)
確かに数字の「専門家」と言えるような人たちの、数字に関するこだわりは凄そうだなと感心した記憶がある。
数字じゃないけど、僕にとっては日付も重要なファクターだ。
妻との結婚記念日はもちろん憶えているが、会社の入社年月日や、サービスの設立年月日も忘れないし、何なら「意味のありそう」な日時を選んでいる。(今年設立した僕の会社の設立日が8月4日なのは、僕が84年生まれだからだ)
困ったときは、運頼み、神頼みするのが人間の性だ。
僕の場合は、何かしら数字に頼るところがあるのかもしれない。キリの良い数字、意味のある数字を見つけたときはテンションが上がる。
そんな安上がりなモチベーションファクターを持っていて、つくづく幸せ者だなあと思うのだ。
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