平野啓一郎さんが意識するAtoR(Author to Reader)

先週末、作家の平野啓一郎さんのツイート「AtoR(Author to Reader)」に深く頷いた。

フローで流れていってしまうのは、あまりにもったいないので備忘録として残しておく。

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特に今のように、社会情勢がめまぐるしく変わるとき(つまりネガティブな情報が散乱するとき)、大衆は分かりやすい言葉を求めるようになる。

政治家や学者のような難解な言葉は敬遠される。多くの人に支持されるのは「カリスマ性」をまとったリーダーシップだ。

思想や概念を単純化し、無駄を徹底的に排除した言い回し。言葉は端的で、そして何故か対立構造を煽るのが特徴だ。

言葉の価値が、ずいぶん低く見積もられているなと、僕は失望してしまう。

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平野さんがおっしゃる「言葉のデザイン」は、立場は違えど、僕もものすごく興味のある領域だ。

口にするのが憚られるようなトピックスも、言葉のデザインで広く伝えられるようになりたい。

noteというプラットフォームは、AtoRの実験場にもなれる。

粛々と、精進して言葉を編んでいきたい。

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