『いま、地方で生きるということ』を読む
この本を購入してみようと思ったのは、西村佳哲さんのNoteからでした。
【西村佳哲さんのNote】
https://note.com/lw_nish/n/nc5d03ad48fa6
地方に住むこと
地方で生きること
西村佳哲(にしむら よしあき)さんが、東北・九州を巡りながら、それぞれの地域(地方)で活動している人達から思いを引き出しています。
『いま、地方で生きるということ』
西村佳哲 著
ちくま文庫(2019.12.10)
【筑摩書房公式サイト】
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480436405/
この本が書かれたのは、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災後でした。
【ミシマ社のホームページ】
https://mishimasha.com/books/chihou.html
出版:2011.08.20
【本の内容】
3・11の震災以降、日本中の誰もが、「住み慣れた地」を離れる可能性について向き合わざるをえなくなった。
東京出身の著者は、以前から「どこで生きてゆくのか」というテーマを抱えていた。
が、今回の震災を機に、地方で生きることの意味もまた変わった。
そうした思いをもとに、この5、6月に東北・九州を取材してまわった著者は、そこで何を訊き、何を感じたか・・・。
「どこで暮らし、どんなふうに生きてゆく?」
「都市」に対する二項対立ではない、「地方」とそこに生きる人をとらえる内容です。
印象に残った内容
東北
河北:塚原俊也 さん
自分に対する信頼が心の中にある p.41
南三陸:川北ありさ さん
地域でもない。土地でもない。場所と云うより「機会」に身を置いて、そこで暮らしている感じがする。p.78
登米:柴田道文 さん
過疎地だけど、都市部より圧倒的にいろんな優位性がある。p.84
釜石:柏崎未来 さん
一度 地域を離れた人が「こんな素敵なところだったんだね」と気づいてほしい。p.115
遠野:徳吉英一郎 さん
都市と農村・都会と地方と云う対立区分ではなく「ここだから自由なんだ」と云う自由度の量。その自由度は、いつしかどこかで質に変わってゆく。p.126
秋田:矢吹史子 さん
「ちょうどいい」pp.146〜151.
『なんも大学』
編集者:矢吹史子さん
https://nanmoda.jp/2019/10/8204/
秋田:笹尾千草 さん
小さな単位:家族とか町内とか。一個一個の小さな塊に戻して、いろんな人の手に渡してゆく作業をする。p.172
九州
博多:酒井咲帆 さん
酒井咲帆さんの活動
【greenz公式サイトより】
https://greenz.jp/2014/12/10/albus/
博多:田北雅弘 さん
【田北雅弘さんの公式サイト】
屋久島:星川淳 さん
【アシタノアシアト】
あとがき
地方で生きるということ。
都市とは違う 生命の息吹を直に感じられる場所で一定期間を過ごす経験。
p.332
西村佳哲さん
【Livingworld公式サイト】
https://www.livingworld.net/nish/lang-pref/ja/
【ちくま文庫】
2020.03.09