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手塚治虫の『ブラック・ジャック』


【はじめに】

手塚治虫は「医療技術の紹介のために描いたのではなく、医師は患者に延命治療を行なうことが使命なのか、患者を延命させることでその患者を幸福にできるのか、などという医師のジレンマを描いた。」とされています。

人間が生きものの「生き死に」を自由にしようなんて、おこがましいとは思わんかね。

※ 手塚治虫のことば

【医療とは何か】

医療とは何か・・・そんな根源的な問いに深くメスを入れながら、時に厳しく、時に優しく…人の生き方に真正面から向き合うエピソードを次々と紡いできた手塚治虫の名作漫画『ブラック・ジャック』

【連載から50年】

《医療漫画の金字塔》として色褪せることなく、多くの人に愛され続けてきた本作は、連載開始から早50年が経過!
節目を迎えた2023年からは、生成AIを活用した新作漫画の制作など、連載50周年記念の特別プロジェクトも多数展開され、今なお増加する熱狂的ファンを沸かせています。

【あらすじ】

主人公ブラック・ジャックは神業ともいえる手術手腕を誇る驚異的な天才外科医ではあるものの、単純に絵に書いたようなヒーローでは決してありません。

常にドライで冷酷に見える彼。
その半面、患者とその関係者が置かれた状況を見据え、密かに心を痛める優しさも。

さらに、要所要所で壁にもぶつかり、時には滑稽な姿もさらけ出します。
そんな実に多面的であるがゆえに、人々を惹きつけてやまない「ブラック・ジャック」です。

【テレビ朝日/ブラックジャック】

2024.08.07.