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「シティプロモーション」について

『シティプロモーションで "まち" を変える』
河井孝仁 (かわいたかよし) 著
彩流社 (2016.12.07)

シティプロモーションと聞いて、"まち"の知名度を上げ、"まち"の定住人口を増やす施策だと思う人がいるかも知れません。

シティプロモーションは、そんな魔法の杖では ありません。

この本は「"まち"に関わる人達の想いの総量から視点を見て、"まち"の課題からではなく、"まち"の魅力から地域を発想しよう」と云う内容です。

「地域(まち)とは何か」
地理的範囲のもとで、自然・環境・建物などの他、学校(教育)・福祉・医療など さまざまな要因が組み合わさって形成されています。
それらが ひとつのコミュニティを つくり(作り・創り)出しています。
「人と地域との関わり」
個々の人々は、主権者です。
主権者は、どのような "地域・まち" をつくることが望ましいかを自ら考え、その実現のために行動する。
時には、専門性を持つ団体(人々)と共創・協働することがある。

それでは「どうしたら シティプロモーションが成功するのか?」

【ブックレビュー】

http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-7069-0.html

【事例紹介】
鳥取県日野町「ふるさと住民票」

https://www.soumu.go.jp/kankeijinkou/model_detail/09_hinocho.html

地域の人になる。
地域の当事者になれる。
仕組み・仕掛けづくり

【Point】
地域(まち)に 真剣(マジ)に関わり、考え、行動する人を増やす仕組み(仕掛け)づくり。

【キーワード】ペルソナ
ペルソナはマーケティング手法として現在は良く使われています。
その人物に対してのプロフィールみたいなターゲット像を決めることで認識を統一することができ、戦略が明確になります。

第三章 より
編集について pp.57〜70.

地域の魅力創造ステージ

発散 → 共有 → 地域(まち)の魅力を「語れるもの(ストーリー)」にする。

移住・定住促進には、地域で楽しく働き、楽しく過ごす人についての情報発信が最も大切な要因では ないでしょうか。