【読書百遍】『化粧』井上ひさし
【はじめに】
▶ 宣伝部時代に、電通のクリエイティブディレクター(当時) 井上優さんから薦められた本
▶ 広告の文章は、文学的な文章と違い流れる情報(広告)の中からパッと目を惹き、この先 読んで見たいと思ってもらう事が大切。
広告の文章(コピー)を、勉強するなら、この本を読むように薦められた。
井上ひさしの文章は、何が広告コピーを勉強するのに良いのか!?
【井上ひさしの文章の特徴】
「むずかしいことを、やさしく」
「やさしいことを、ふかく」
「ふかいことを、ゆかいに」
「ゆかいなことは、あくまでもゆかいに」
そして、さらに
「まじめなことを、だらしなく」
「だらしないことを、まっすぐに」
「まっすぐなことを、ひかえめに」
「ひかえめなことを、わくわくと」
「わくわくすることを、さりげなく」
「さりげないことを、はっきりと」
相手への心配りと想像力が満ちあふれ そして、ゆかいなことはあくまでもゆかいにしています。
だから、受け止める側の心に響き、記憶に残るのです。
【演劇批評】2018.02.19
演劇評論家 中村義裕
『化粧』井上ひさし
【YouTubeチャンネル】
2028.08.12.