アウエーツーリズムを実感した1年@その弐
鹿児島の地方紙で記者やってます。ほりきょ、です。
その壱の振り返り
2019年シーズンを初めてJ2で過ごした鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島U)。地方紙の記者として、「スポーツを見る文化を鹿児島に根付かせたい」と思っていた僕は、J経験値の高いアウエーサポの力を借りようと思った。見たことないユニホームを着た一群が鹿児島を歩くことで、わが町にJクラブがあることを、そして、これだけ多くの交流人口がサッカーを通して生まれることを、鹿児島県民に体感させたい。これが、ミッションだった。
アウエーサポの動向を可視化するために、専用のハッシュタグを試合ごとに設定し、投稿を呼び掛けた。5月4日の柏レイソルに始まり、 11月16日の水戸ホーリーホックに至るまで、鹿児島Uのホーム15戦でハッシュタグを発行した。
【その壱】では、こうした動機を綴り、初タグとなった柏レイソル戦での序盤の攻防を振り返った。
柏サポの反応はどうだったのか
柏レイソル戦はゴールデンウィークが重なったこともあり、前泊組が、指宿や知覧、さらには、鹿児島市のある薩摩半島は逆の大隅半島へ繰り出す衝撃の展開で幕を開けた。
「Jサポって、試合だけ見に来るんじゃないの?」
アウエーサポのことを知らない僕の思い込みは、この時点で空中分解した。
さらに、嬉しいことも、起きた。鹿児島へ出発する前に、このタグを使って、【鹿児島のオススメ】をリサーチした柏サポが投稿を寄せてくださった。
さらに、鹿児島サポとの交流も始まった。
そして、アウエーユニを着たサポさんを受け入れる飲食店の嬉しい反応も。
ビジター席からの風景も新鮮
いよいよキックオフが近づき、スタグルやスタジアムの写真の投稿が始まる。当然のごとく、アウエーサポ目線の写真で、鹿児島サポにはとても新鮮な角度。
ちなみに、試合は、鹿児島Uが大金星をあげる。「山が見えるスタジアムは、レイソルの鬼門」だったことも、投稿で知った。
敗戦後もツイートしてくれた柏サポの懐の深さ
柏にしてみれば、遠く鹿児島の地に来て、J2新参者の鹿児島Uに敗れるとは思ってもいなかっただろう。それでも、試合後の様子を投稿してくださった。のちに、柏のホーム戦で、トイレの花瓶に「鹿児島での敗戦から目が覚めました」的な貼り紙があったように記憶している。そして…試合後に、こんな投稿もあった。
そして、【やけ食い】と称した消費行動が次々と明らかになる
のちに、人気かき氷【白熊】で名高い【むじゃき】にて…
鹿児島名物【やけ氷】が爆誕するのだったw
アウエーサポ視点で、まちへの提言も
さて、さすがに、全国を巡ってるレイソルサポです。
スタジアムのある町への提言もいただいた。鹿児島の美味しいもの、素敵な場所を発信してくださるだけじゃなく、まちに足りないもの、もっと良くなる仕組みを伝えてもらえるのも、アウエーサポならではだと思った。
投稿は22人から計146ツイート@柏レイソル
鹿児島に来場した柏サポは推計700人。うち22人がハッシュタグ #鹿児島レイ和の旅 を添えて投稿してくださった。ツイート数は、キックオフ前が102、キックオフ後が44。第1弾タグとしては、大成功だったと言える。
そして、飽きっぽい僕が、この後、14戦に渡って、ハッシュタグを作り続けられたのは、鹿児島を代表するWEBメディア・カゴシマニアックス【@Kagoshimaniax】さんによる「まとめ記事」による伴走が大きかったんです。
ちなみに、柏レイソル戦のまとめ記事は、こちらです↓
なお、閲覧数は、この柏戦のヤツが、トップです。
次回【その参】予告→まとめ記事が生まれるまで。
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