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中高時代の思い出の地、大野山に行ってきた話

先週末は夏休みを少し取って3連休にして、御殿場のホテルに篭ってリフレッシュしていた。富士山の見えるホテルで本でも読んでリフレッシュしようということで、その目的は概ね達成できた(でもねえ、ホテルのマットが柔らかすぎて腰痛になった)のだけど、ふと思い立って中日に車を出して小旅行することになった。

行き先は「大野山」という丹沢の山。ぐぐるとハイキングコースのページとかが見つかるけど、特に有名な山ってことでもないと思う。ただ、自分にとっては特別な山だ。

中学高校時代の自分は、天文部に所属していて、週末にこの大野山で天体観測会をしていた。夜中に星を見たり麻雀をやったりした。富士山も見えた気がするし、夜景も綺麗だったなあ。もう30年も前の話だ。

御殿場のホテルにいついて、夕飯の場所を探そうと周りの地図を見ていた時にふとこの山の存在を思い出したのだった。当時から車で山頂付近まで行けたような記憶があり、あの山だったら気軽に行けるかもと思ったのだった。

というわけで金曜日の午前中に車を走らせて大野山へ向かった。山に入ると対面通行できないレベルの細い山道になり、正直この計画をしたこと自体を後悔したのだけれど、なんとか山頂付近の駐車場まで到着。

そこから地獄のような急坂を登って、、、

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この歳には厳しい急坂。

到着しました大野山の山頂。

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ああ、大野山、こんな感じだったなあと思った、というそれだけなのだけど。頂上からは富士山も顔をのぞかせてくれて、いい思い出になりました。

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丹沢湖方面もよく見えていました。

中学高校時代の自分は天文部とはいえ大して天文に興味もなく、この大野山の山頂でも麻雀ばっかりやっていたり、文化祭の準備とかばっかりに夢中な不良部員だったのだけれど。

それでも中学に入って、先輩たちと一緒とはいえ学生だけで山の上に泊まるという体験をした時に、すごく楽しくて大人に一歩近づいたなあと感じたことをよく覚えている。星を見る以外にも暗がりの中でお湯を沸かしてラーメンを食べたり、寒さに凍えながらテントの中で朝を待ったりしたのも良い思い出だ。暗がりの中で、何ということのない雑談をするというのもとても素敵なことだったな、といまになってみれば思う。

そんな天文部の思い出なのだけど、最近は自分がちゃんと天文好きだったみたいな記憶に差し替えられているらしく、飲み会などで天文部アピールしていたりする始末。本当は今回も昼に来て大丈夫そうだったら、夜にまた星を見に来ようかと思っていたのだけど、道中の道の悪さを考えたら怖くてそれは叶わなかった。一人脱輪して丹沢の山の中で息絶えるのは避けたかったので。それはまたどこかで実現したいと思う。

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