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模擬授業75「地球の周の長さ(6)」

模擬授業

2006年10月29日(日)。どーんとたっぷり小森・大堀講座。D表検定模擬授業。

1.単元構成
地球の大きさ(本時)
月の大きさ
地球と月との距離
地球と太陽の距離
太陽の大きさ

2.指導案
説明1 地球の1周を、古代のギリシャ人は、次のように推定しました。
発問1 正しい、と思うものを、一つ選びます。
「① 7万㎞だという人?」「周りを見るのですよ」
「② 4万8千㎞」
「③ 4万㎞」挙手で確認。
指示1 実際に計算して確かめます。みんなで読みます。「あるとき」、さん、はい。
「あるとき、井戸の底に太陽が映っていた」
生徒の中(左側)へ入っていく。
発問2 このとき、太陽の光の向きは、A、B、Cのどれですか。
指名「Bです」「Bだね」
指示2 同じ時刻、井戸から785㎞離れた地点。続きを読みます。
指名「地面に対して垂直に棒を立てた」(指名したが他の人も読んでしまった)
発問3 太陽の光が、棒に、あたります。地面には何が写りますか。
前へ戻っていく。指名「影です」
説明2 この三角形より、太陽の光、と棒との角度は、7.2°であることがわかりました。
発問4 中学2年生の復習です。平行線の何が等しいのですか。
生徒の中(右側)へ入っていく。指名「錯角です」
発問5 太陽の光は平行です。角χは、何度ですか。
指名「7.2°です」(最初に指名した人は「数学苦手なんで」と答えた。「はい」とさらっと流した)
発問6 円の1周は、何度ですか。
「360°です」
指示3 7.2°を何倍すると、360°になりますか。□を求める式を書きなさい。
「何÷何ですか」指名「360÷7.2です」
「計算します。できた人はできましたと言います」
「書けた人は、答えを言います。いくつですか。はい」「50です」
発問7 井戸から棒まで785㎞です。地球の1周を求めます。785を何倍するのですか。
指名。「50倍です」
「計算します。できた人は見せにきます」「先着5名とします」
板書「785×50=39250」「できた人は丸」
説明3 皆さんと同じように計算して、エラトステネスは、地球の1周を、求めましたのです。
説明4 次の授業では、地球、月、太陽について、次のことを求めます。
「授業を終わります」
<参考文献>
『ビックバン宇宙論(上)(下)』、サイモン・シン著、新潮社
『世界でもっとも美しい10の科学実験』、ロバート・P・クリース著、日経BP社
『数学大好きにする“オモシロ数学史”の授業30―話材+授業展開例+ワークで創る』、上垣 渉著、明治図書
『モノグラフ数学史』、矢野健太郎著、科学新興新社

TOSS授業ライセンスD表評価項目

(1)授業の始まり(15秒)のつかみ 10点→8
(2)子どもへの目線          10点→8
(3)あたたかな表情・対応       10点→8
(4)明確な発問、指示         10点→8
(5)心地よいリズム           10点→8
合計 40点  23級
検討

大堀真氏・小森栄治氏
1.とても上手。
2.リズムとテンポがある。
3.右足を前に出すのが、気になった。
4.地球の写真で、日本が真ん中なのが気になった。

分析


1.あせっていた。
2.生徒が見えていなかった。
3.そのため、対応が少しずつずれていた。
4.右足を前に出す癖を直す。
5.北回帰線上(シエネ・アスワン)に井戸がくるように、コンテンツの写真を変える。
6.生徒の中に入っていくことまで、考えて模擬授業を組み立てる。、

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