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1時間の成長

入学して3度目の夏で初めて水泳の授業が始まった。

入学時に意気揚々と買ったスクール水着は授業で使われることなくサイズアウト、ゴーグルやビーチサンダルも新規購入して臨んだ水泳の授業。

泳げないし、泳ごうという努力もせずに過ごしてきたし、本人も泳げないことは気にしていない。

ただ、水泳の授業が始まるとわかると、お風呂で何度も水面に顔をつける練習をしていた。授業の直前についに潜れるようにもなっていた。

数回の水泳の授業はお天気にも恵まれ、楽しく過ごせたようで。

「泳げるようになりたいな」とのご発言。

そりゃそうよな。

今は夏休み。近場のスイミングスクールでは体験教室が開催されていたのでいざ参加。

ほんの数ヶ月前は顔を水につけるのがやっとだったのに。1時間の手厚いご指導の下、水面にジャンプし、蹴伸びを習得し、バタ足を習っていた。

そのご指導中の1時間。

楽しそうにレッスンに参加し、メキメキと出来ることが増えて上達していく様をまじまじと見させてもらった。

〇〇が(初めて)できた!という感動の瞬間は、親である自分の目の前で起きるとも限らない。年が上がるにつれてそうなるよなと思っている。
それは子どもが関わる場所が増えていることでもあり、喜ばしいこと。

なので久しぶりに目の前で〇〇ができた!を次々と見せつけられて、こちらも胸がアツくなったりもした。

もっとやりたい!
と思うところで体験レッスンは終わり。
今日はここまでできたね、次はレッスンで待ってるよ などと優しいメッセージ付きのカードもいただいて意気揚々と帰ってきた。

息子はただただ楽しく泳ぎ、自信もつけ、今後に鼻息荒くしている。私は今後を考えながらも、目の前で見せてもらった「できた!」の瞬間の顔、頑張っている真剣な眼差しを思い出している。それで良き。

さて。これからどうするかなぁ…。

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