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練武さんとわたし:奮闘編

こんにちは。株式会社ストークス採用支援チームの堀口です。
今回の『練武さんとわたし:奮闘編』では、前回の記事でご紹介した練武建設株式会社様の採用支援にあたり、「大変だったこと」をテーマにお話ししていきます。

特に、支援をさせていただく中で直面したいくつかの細かい課題のうち、「伝え方で大変だったこと」「採用支援を進める中で大変だったこと」をメインにご紹介していきたいと思います。


1. 難しいからこそ工夫しがいがあった、会社の伝え方

ストークスとして一番最初にお仕事させていただいた既卒採用イベントでは、まず練武さんについての理解を深めるところからスタートしました。事前打ち合わせの他、自分自身でも過去の求人票や口コミサイトなどから情報収集をしていたわけですが、理解が深まると同時に「会社をアピールする=伝える」という部分でハードルとなり得るポイントがいくつか浮かび上がってきたのです。

まずは、業務内容。イベントで募集した業務は訪問営業だったのですが、口コミサイトなどでは、訪問営業の業務内容はマイナスな印象を持たれがちなことを知りました。「業務の進め方や細かい部分まで知ればそんなことはないのに」と思うような、”知らないが故の偏見”をどう取り除いていくかという課題がありました。

次に、人の部分です。仕事の内容的に、体力・年齢・性別などといった面で「出来る人を選びそう」また「私には出来ない、と安易に思われてしまいそう」と感じました。実際に、社員のおおよその男女比が8:2であることもそう感じた材料のうちのひとつです。

最後に、練武さんの「アットホーム」な印象です。前回の記事でもご紹介した通り、練武さんは社員が皆さん親しみやすく、あったかい雰囲気のある会社です。その点が練武さんの圧倒的な強みであることは間違いないのですが、一方で、「アットホーム」を謳う求人に良い印象を抱かない求職者もいるのでは、と感じていました。「アットホーム」という言葉だけが一人歩きしてしまうと、無意識的にシャットアウトしてしまう求職者が多く出るのではないかと想定し、この「アットホーム」という圧倒的な強みは、どうしたら強みとして求職者に伝えられるのか?という点も考えなければなりませんでした。

このような課題を乗り越えるためにとった方法は、大きく分けてふたつ。まずは「率直な印象を取り入れる」という方法です。

具体的には、プレゼンの際には、自然な笑顔や楽しげな様子が伝わる社内イベント時などの写真を資料に数多く組み込んだり。座談会の際には「実際の雰囲気を伝えたい!」という想いのもと、実際の社員同士の自然な会話を見せられるように、なるべく話題を振る側に回って、練武さんの社員の方々同士で会話してもらえるようにしてきました。このようにして、アットホーム・あったかさ・社員同士の仲のよさ など、私たちが感じた率直な印象を取り入れていきました。

練武建設_プレゼン資料_V5

※実際のプレゼン資料の表紙です

そしてもうひとつの方法は、「アットホームだけではない部分もしっかり伝える」ということです。研修体制や、給与と手当、選択可能な勤務時間等の柔軟な働き方や、手厚い福利厚生なども、そのすべてが「社員が安心して働けるように」と考えて創られたもの。こうした「成長できる環境」の土台としてアットホームがある、ということを意識しながら伝えるようにしました

このように、様々な工夫を重ねてきた既卒採用イベント。こうして試行錯誤してきたことは、現在の練武さんとの業務にも繋がっている部分がたくさんあると日々感じています。既卒採用イベントのあとに取り組んだダイレクトリクルーティングの運用代行や、採用サイトのリニューアルなどは、既卒採用イベントで構築してきた「伝え方」を生かした「応用編」というイメージで進行できたので、今思うと、既卒採用イベントでのこの葛藤は「採用広報のベース作り」であったのかもしれません。
むしろ、日々の理解の深化や、より良い伝え方を生み出す源となっているようにも感じています


2. 足元から一緒につくりあげてきた、採用体制

採用支援を行うにあたっても、大変だったことがありました。それは、練武さんの採用業務の整理や体制作りです。そもそも、採用代行自体が初めてだった練武さん。それまでは自社なりのやり方で採用を行ってきましたが、採用代行という形で私たちが関わることになってからこそ見えてきた「あるべき姿」がありました。その「あるべき姿」とのギャップを埋めるための、採用の体制やフロー作りのサポートも並行して行ってきました

採用支援を始めたばかりの頃から、練武さんには柔軟な対応をしていただいていたのですが、その柔軟さの裏返しとして、ケースバイケースな対応が多くなってしまっていたこともよくありました。大枠のルールが定まっていなかったこともあり、時と場合により対応が変化したり、また社員間での共通認識が不足していたり。タスクの振り分けも曖昧で、スムーズなやり取りや進行がなかなかうまくできなかったことも。

そんな状況だったので、まずは打ち合わせにて、採用の選考フローを一緒に整理していくことから始めました。その後は他社の例を参考にしつつ、練武さんに適した施策を提案を行いました。

そしてその提案を受けた練武さんは、前回でも触れたように、新しいことに前向きな姿勢でスピーディーに体制作りやフローの改善につなげていただくことができたので、一歩ずつではありますが着実に、「あるべき姿」に向けて進むことができたのだと思います。さらに、その時々で出てくる小さな課題などは、その都度細かいルールを設けることで、タスクの振り分けを行っていきました

さらに、新卒採用のダイレクトリクルーティングに取り組むことになった時は、新卒採用自体が初めての挑戦だったということもあり、さらに踏み込んだサポートが必要になってきました。中途採用と新卒採用ではフローが異なるため、スカウト活動を開始する前に、新たな選考フローを作成する必要があったのです。

そこで弊社代表の鴻池からサポートを受けつつ、それまでの練武さんの支援業務で学んできたことや、他社の案件で新卒採用のサポート業務から得た私の経験を活かして、選考フローについて練武さんへ提案をしました。
例えば、これまでの中途採用では行っていなかった、新卒学生の仕事の理解を深めるための会社説明会や社内見学会などのイベントを導入することや、そのイベント経由して面接へとつなげていくことなど、具体的な採用施策を提案していきました。

この時も練武さんは、これまでと同様さっそく提案を取り入れ、新たな体制作りへとつなげていくことができました。

こんなふうに、採用代行を取り入れて直面した細かな問題も、ひとつずつ解消していったことで、現在ではよりスムーズなやり取りや進行が行えるようになりました


中途採用のダイレクトリクルーティングで、採用支援継続中!

得られたことが多かった練武さんの採用支援。でも、このように課題や大変だったことも少なからずありました。それでも、そのひとつひとつと向き合って乗り越えてきたからこそ、その場限りではない「採用広報のベース」を作り上げることができたのだと考えています。

そして、今はその作り上げたベースや、練武さんについての知識や経験を活かして、ミイダスを利用した中途採用のダイレクトリクルーティングの採用支援を行っています。(このミイダスでのダイレクトリクルーティングの詳細は、また別の記事で!)

このミイダスでの試みも、新たな挑戦ではありますが、今までの練武さんからの学びや、一緒に築き上げてきたものを活かし、よりよい成果を生み出すサポートができるように、今後も全力で頑張っていきます!

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