「色」で見る東京都知事選
投票日を明日に控えた東京都知事選挙。
ここ数日は、テレビやSNSで各候補の選挙演説を目にする機会が多く、それぞれにテーマカラーがあるのだなぁと、なんとなく眺めていました。
が…数日前、あることに気が付きました。
最初の疑問は、候補の石丸伸二さんが、紫のポロシャツに紫のタスキをかけて、紫の看板が付いた選挙カーの上で演説している姿を見て「なぜ紫にしたんだろう」と思ったことです。
紫は、赤と青を混ぜて生まれる色で「高貴な」「神秘的な」イメージをもっています。また、癒やしを与えてくれたり、睡眠効果があるとも言われています。
しかし何故、選挙という戦いの場で、紫を選んだのだろう?
これは何か戦略があるのではないか…ここから私の空想が始まりました。
もしかして、江戸紫(えどむらさき)=東京の色 というメッセージなのかな…、しかし、特にそんなアピールをしている様子はない。
そんなことを考えていたら、現都知事の小池百合子さんの姿が動画に現れました。小池さんは、緑のジャケットに緑のタスキ、緑の看板が付いた選挙カーの上で演説をしていました。
その姿を見て、気が付いたのです。
緑と紫は補色という関係…。もしや!
補色というのは色相環の反対側にある色同士のことをいいます。
この補色同士は、組み合わせた時にお互いが最も鮮やかに見える色とされていて、例えば、スーパーで売っているネギに巻いてあるビニールテープに紫が多いのは、最もネギの緑色が鮮やかに(新鮮)に見えるような戦略です。
そうか、石丸伸二さんは、小池さんと戦う上で最も鮮やかに見える色を選んだのか!SNSやテレビで並んだ時に、たしかに目立つようになるのです。
凄いな、テーマカラーはそこまで考えているのか。
と勝手に関心していましたが、そのような情報はネット上では見つけられませんでした。
ということで、今回は「色で選挙活動を分析してみた」というお話でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?