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エア群馬遠征記

※この記事はジェフ千葉エア遠征記(https://note.com/kaoru_aoyama/n/nabdd60a3f851)の記事です。

お久しぶりです。ホリゴメ姐です。
ジェフ千葉アドベントカレンダーでお世話になった青山薫さんの企画に賛同して「ジェフ千葉エア遠征記」を綴ってみます。コロナウィルスのおかげで中断中のJリーグですが、せめてサッカーを見た気分だけでも味わいたい。そんなサッカー好きの方々の暇つぶしになれば幸いです。おうちに居ましょう。

そもそも、遠征とは何なのか?

サッカーにおける遠征…それは応援するクラブのアウェイゲームを観戦することを言う。ホームゲームは本拠地で開催される試合のことだ。
だが、そのクラブを応援する人は決してホームスタジアムの近くに住んでいるとは限らない。ホームスタジアムが遠い人も多いだろう。このあたり、Jリーグなど本拠地を各地に置いているチームの場合、遠征という概念があいまいになってくるのである。

とりあえず、自分は千葉県内には住んでいるものの、ホームはとても遠い。ホームへ行くのもプチ遠征である。ふと…エアで行くならフクアリでも…などと邪な考えが浮かんだりした。それだと本当の意味で遠征にならないので、今回は群馬へエア遠征(妄想)してみる。実際に行った体験を元に妄想してみよう。

1.現地を散策しよう

さて、ジェフサポの朝は早い。我が家からザスパクサツ群馬の本拠地のある前橋駅は電車で約3時間である。ザスパの試合は開催場所の都合で日曜日である。それもナイトゲームが多い。だから、ゆっくり行けばいいんじゃないかとお思いの方も多いとは思うが、それでは遠征の醍醐味は味わえない。ギリギリの時間まで現地で楽しむのが通である。今回私は以前5年ほど住んでいた前橋市内を散歩することにした。

前橋駅からけやき並木を歩いていくと10分ほどで市街地に着く。かつて駅前には商業施設もあり、映画館、ドムドムバーガーなどもあったが、現在はコンビニすら無くなっており、なんともさびしい気持ちになる。市街地も西武デパートが撤退して、よく通ったミニシアターもない。アーケード街にあった雑貨屋も飲み屋も消えた。しかし、市内を流れている広瀬川だけは以前と変わらない風景だった。川沿いに柳の枝が揺れていた。夏の夜に飲んだあと、遊歩道を歩くとライトアップされた川面がキラキラ光り、涼しい風を感じながらタクシーで帰ったものだ。

うっかり反社会な事務所前に路上駐車していたら、前後にぴったりと車を寄せらせて動けなくなり、仕方なく交番に駆け込んだこともあった。そのとき、どうしたかというとパトカーから警官が「移動しなさい!」と拡声器で怒鳴った。すると、すぐに構成員が出てきて車を移動してくれた。ワイルドな思い出である。どっちにして路上駐車はやめたほうがいい。きちんと駐車場に停めましょう。

▼市街地を流れる広瀬川。夜はライトアップされる。遊歩道あり。

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▲広瀬川沿いにある萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち前橋文学館
この日は朔太郎の萌え看板が立っていた(なぜ?)。

萩原朔太郎は前橋市出身の「日本近代詩の父」である。生家(萩原朔太郎記念館)も公開されている。かつては正田醤油スタジアムのある敷島公園内のばら園にあったが、今は文学館の近くに移築復元しているそうだ。知らなかった…。こじんまりとした趣のある日本家屋なので興味ある方はぜひ訪れてほしい。

そろそろ、スタジアムに向かいたい。キックオフ3時間前から前橋駅、前橋中央駅前からシャトルバスが出ている。市街地にいるので前橋中央駅前から乗りたいと思う。ここで注意したいのは乗り場である。駅前広場から出ているのではない。駅前から徒歩5分ぐらいの場所にひっそりとある。難易度高い。ここで待っているとザスパサポさんが数名やってくる。ジェフユニを着ているのは自分だけだ。
「ここでアウェイの人を見るのは珍しいですね」と話しかけられる。それぐらいひっそりとしたバス停である。確かに上毛電鉄で来場するアウェイサポは少ないだろう。だが、町中からは近いので散策サポにはお勧めだ。

2.群馬のスタジアムグルメ

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▲正田醤油スタジアムの場外屋台村

群馬のスタジアムはいわゆる陸スタ。陸上競技場である。そのため、スタジアムグルメは場外にある。いったん外へ出てアウェイ民も自由にスタグルを楽しむことが出来る。サッカー好きにはよく知られる充実度だ。群馬では養豚が盛んなため、豚肉のメニューは多い。小麦も生産しているのでうどんなど麺類もいろいろある。
だが、なんと行っても登利平の鳥めし弁当。これを食べずにはいられない。

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登利平の鳥めし弁当(竹)

・鳥めし弁当(登利平)

薄切りにした鳥肉をご飯の上に並べた弁当。醤油だれが絶妙に効いている。群馬県出身の私にはソウルフードと言っていいぐらいの弁当だ。竹と松があるが薄切り肉満載の竹をお勧めする。一度は食べて欲しい。実店舗も市内、高崎市などにあるので車でお出かけの方は要チェック!

・焼きまんじゅう

これは自分も幼い頃から馴染みのあるまんじゅうである。ふわふわとしたまんじゅうを炭火で焼き、甘辛い味噌だれをたっぷりと塗ったものだ。地方によってはあんこが入っているものもあるが、スタジアムで売っているのは正統派で中に何も入っていない。食べ慣れない他県の人には「これがまんじゅう?」というご意見もあると思うが、どっちかというと五平餅、みたらし団子などに近い食べ物かもしれない。これはおやつである(おなかにたまるけど)。

▼焼きまんじゅう。ひと櫛に4個がデフォルト。

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・もつ煮

季節によって出店してないこともあるが、店舗では行列が出来るほど人気の高い永井食堂のもつ煮も押さえておきたい。とにかく、がつんともつである。もつで勝負してる。お取り寄せも出来るようなのでもつ煮好きな人はぜひどうぞ。ビールとばっちり合う。(写真が見つからなかった…。永井食堂公式サイトを見てね!)

3.試合の見どころ

実を言うと最近のジェフとザスパはとても相性が悪い。2012年からジェフを見ているが、いつも苦戦してる。2013年はジャイールとケンペスがゴールを決めて逃げ切った。

▼もはや、懐かしさしかない。2013年4月7日。ジャイール先制ゴールのパフォーマンス。このときは今年こそ優勝だと思ってたよ。ジャイールの隣は惜しくも飛行機事故で亡くなったケンペス…みんな大好き谷澤選手、偽ケンペスこと田中佑昌選手。

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2014年ケンペスのゴールとオウンゴールで勝利したのを最後に、2015年からはザスパの26番を育成するモードに入るジェフであった。歴代26番は今も活躍中の江坂選手、瀬川選手、高井選手…。あまり思い出したくないが、ザスパの大卒新人スカウトは相当優秀である。2018年、2019年はザスパが降格したので対戦はないものの、勝利からは遠ざかっている。

…というわけなのであまり試合内容に触れず、ザスパの選手紹介キャッチフレーズをご覧いただきたい。毎年、サポーターから募集したものが採用されているらしく、なかなかエッジが効いている。

▼元ジェフ選手の青木孝太さん。「マジカル・オセロット」とはいったい何だろうか?7年たった今も謎のままである。

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ちなみに青木選手には2014年に恩返し弾を食らっていた。イケメン(▼写真右側)であった。

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2016年になると正田スタのビジョンが更新されて動画も映されるようになっていた。

▼元ジュビロの坪内選手。キャプテンだった。「振り返れば坪がいる」の元ネタを知ってる人はヤング(死語)にはいないと思う。1993年に放映された三谷幸喜脚本による医療ドラマである。坪さんとの関連性は不明。

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▼ザスパのレジェンドである松下選手のキャッチフレーズ「心の燈台」は上毛かるたからの引用である。グンマー県人は誰しもその読み札を暗記しているという上毛かるた。小学校のときのかるた大会と言えば、百人一首ではなく上毛かるた。オリジナルは「心の燈台内村鑑三」。

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そして、今も伝説となっているのは河原でハムを焼いていそうな川岸選手である。山賊のようなワイルドなルックスが話題となったDFであった。大卒で入ってスタメンに定着していたが、いつの間にか引退していた。

▼「野獣」って直球過ぎる!でも、グンマーのセンスは好き。

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2017年にはラーメン好きで知られるFW盛田剛平選手が甲府から加入。彼のキャッチフレーズは「麺はハリガネ、身体はハガネ」。ラーメンの湯切りを思わせるポーズで話題をさらった。画像が無いのが残念だ。見たい方はツイッターで検索してね。

2018年にザスパが降格して以来、今年は2年ぶりの対戦でパワーアップした選手紹介を現地で見たかった。現在はリーグ戦再開も厳しい状況である。遠征して現地で観戦することでおいしいスタグル、臨場感を早く楽しみたいものだ。

▼スタッフのこんなイラストのおもてなしもうれしい。出来たら勝ち点も下さい!

ようこそ群馬

日常が平穏無事だからこそ、サッカーも楽しめる。みんな、生き残って遠征しようぜ!

#ジェフ千葉エア遠征記 #jefunited #ジェフ千葉 #ザスパクサツ群馬

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