見出し画像

TOEIC910点までの道

といっても、TOEICを受けたのは5年前の話なんですが。
Facebookのリコメンドで5年前の今日TOEICのテストを受けていたということに気がついて、そういえば昔は英語頑張ってたなあと思い出したので、当時の英語の勉強について書いてみたい。

英語に関しては学校で勉強していただけで、多分会社に入った時はTOEIC500点台くらいだったと思う。

仕事も英語を使うことがない環境で、そのまま生活していたが、20代後半の頃に宇多田ヒカルやm-floやZeebraなどのアーティストが人気になり、「バイリンガルってかっこいいなあ。。」「あんな風に英語をペラペラしゃべりたい」というミーハーな動機から、英語を勉強してみようと思い立つ。

最初は何冊か参考になる本を読んでみたり、NHKの英語講座を聞いてみたりするものの、なかなかバイリンガルにはなれない。(当たり前)

そこで考えたのが「外国に住んでいるような環境をつくろう」ということ。
具体的には、

・新聞を英字新聞(Japan Times)に切り替える
・テレビは地上波を見ずに、基本BBCとCNNしか見ないようにする
・映画は日本語字幕をやめて、英語字幕にする
・ポッドキャストで英語のニュースを聞きまくる
・TED Talkをすべて観る
・YouTubeも英語のものしか観ない
・パソコン・スマホ・各種アプリは英語設定
・本も頑張って英語のものを読む
・スケジュール帳やメモ帳などもすべて英語で書くようにする

というようになかなかハードに、入ってくる情報をすべて英語に切り替え、自分が外国で暮らしているような環境を無理やりつくってみた。

正直これはハードコアすぎて、なかなかツラかった。。

映画を観ていても、実際には2割か3割くらいしか内容を理解できない。
「マイノリティ・レポート」は最初に英語の字幕で観たときにはまったく違う理解をしてしまい、後で日本語字幕で観たときに「ああ、こういう内容だったのね。。」と驚いたこともある。

パソコンやアプリも英語だとすごく使いづらい。

どう考えても不自由な環境だが、人間どんな環境でも慣れてくるもので、半年もすればあまり気にならなくなってくる。

そんな英語環境をつくりつつ、あわせて普通に英語の勉強もすすめていき、分からない単語をメモしたり、知らない言い回しを繰り返し練習したりもした。

個別の英会話レッスンにも通うようになり、「英語を話す」環境も徐々に多くしていった。

ここまでやれば当然ながら英語力はつくもので、TOEICも700点台800点台と伸びていく。

ここで感じたのは、「英語はツールなんだよな」ということ。

「英語を学ぼう」としてもなかなかうまくいかなかったのは、「英語が目的」となっていたからで、「英語で楽しむ」という意識で情報に接することで、あくまでも英語はいろんなコンテンツを楽しむためのものであり、人とコミュニケーションするツールであるということが体感できたとき、はじめて英語の使い方が分かったような気がした。

そんな感じで英語に向き合っていると、ひょんなことから海外赴任をすることになり、5年後に日本に帰ってきたときには、TOEICが900点台になっていたという話。

とはいえ、当初思い描いていたような「英語がペラペラとしゃべれるバイリンガル」とはほど遠く、いまだに自分の言いたいことの10%くらいしかしゃべれない。

実は、妻も子どももネイティブなバイリンガルなので、二人が話していることについていけないこともある。

たまに、英語をペラペラしゃべれていてる夢を見ることがあり、朝起きたときに「ああ、やっぱりバイリンガルは夢だった。。」と落ち込むことも。

それでもまあ、ある程度英語が理解できると世界は広がる。

ということで、今日も英語設定のパソコンでこんなnoteを書いてます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?