事業再構築補助金でのチェックポイント
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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.82 2021/12/20
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12月もいよいよ後半戦に!
少人数忘年会はどんどん動いているので、
ご支援先の数値を見ていてもやっと良い売上が
出てきて嬉しい次第です。
そんな中でいつもメルマガでお話ししている
「習慣化」の話。
今忙しいから良い!ではなく、
ここから新たに習慣化してくださるお客様を
どこまで増やすことができるか。
これが来年の業績の大きな差になってきます。
そんな中で大切なのは当日の満足度。
これはまぁ、当たり前な話ですね。
当日満足しなかったのにアフターフォローだけが
され続けるとむしろマイナスな感情になるという。
そんな中で、大規模なアンケートを
実施されているご支援先のデータから
見えてきたこともあります。
■自社名物を楽しんで貰えているか?
・名物商品を食べる
・よくある人気メニューを食べる
新規のお客様のリピート率を見ると、
前者の方が圧倒的に高い結果が出ています。
しっかりとおすすめトークなどで
名物比率を高められれば理想です。
しかし、足元のオペレーションに追われて
対応が仕切れていない現状がある。
このような体制であれば、
「始めてご来店なら是非こちらを!
当店を最高に楽しめるメニューです!」
みたいな形で名物の訴求だけでなく、
食事の流れ全体を訴求したPOPを準備する。
それだけで名物比率は高まります。
組数対比として「80%」「50%」「30%」
辺りの出数を実現するのが理想ではありますが、
販売できる仕組みは作っておきたいですね。
■スピード提供を重視しているか?
相対的に提供不満を感じるケースは増えています。
生活様式が変わってご予約の大半が
よーいどん!と同じ時間に。
しかし店側は久々の営業でかつアルバイトさんの
教育体制は追いついていない状況。
これであれば、やはり提供が遅くなって
提供不満が増えているのも理解できます。
だからこそ、ここでスピード提供できるか否か。
ここは満足度に大きな差が出ています。
・全メニュースピード提供できる
・スピード提供できる商品に魅力がある
・アイテムを絞り込む
一番上から理想的な形ではありますが、
・ドリンク3分以内
・1品目フード7分以内
最低限上記を達成できる仕組みは
作っておきたいですね。
■気配り力を感じてもらうポイントはあるか?
お客様との対話力。
ここはこれからの接客部分での差別化としては
ウェートが大きくなってきそうです。
ここでいう「対話」。
これってキャッチボールですよね。
ということは相手が言葉を伝えやすい質問が
非常に大切ということです。
よく言われる手法ですが、
<クローズドクエスチョン>
「はい」か「いいえ」で答えられる質問。
コミュニケーションが苦手な人がこれをすると、
キャッチボールにならずに会話が終わるやつです。
<オープンクエスチョン>
相手が自由に答えられる質問です。
・どんな日本酒がお好きなんですか?
・普段どういった飲食店に行かれるんですか?
みたいなやつですね。
相手にたくさん話してもらうタイプの質問です。
このオープンクエスチョンを「仕組み」として
どこに持ってくるか?を重視しています。
・メニューのお伺い時
・名物メニューを召し上がって頂いた後
・お帰りの時
重要度を上げるならばこの3つになります。
ご支援先でもリピート率が圧倒的に高い企業は、
「10個の対話ポイント」の仕組みと仕掛けがあり、
安定した売上維持に繋がっています。
最初はやっぱり「守破離」です。
まずは「守」ができる体制になっているかどうか。
人の移り変わりが一定数あるサービス業であれば、
結果的にオリジナリティに繋がるのも早いです。
・名物商品が売れる仕組みになっている
・スピード提供できる体制になっている
・対話力を活かせる体制になっている
この3つが内部環境としての
今の優先順位にしています。
そして、この優先順位をクリアできれば
徹底的に新規集客です。
足元の新規集客で感じるのが「ネット予約ファースト」
を如何に徹底できるかどうかです。
集客=アクセス数×来店率
上記で見た時に季節指数としてアクセス数が
伸びるのは当たり前。
ただし、上述の通りオペレーションが回らず、
特に当日・前日のネット予約を制限する企業が多く、
結果的にそこのフル開放が選択肢少ないことから
より良い受け皿になっています。
しっかりと新規集客を伸ばしていき、
「習慣化」を実現していきたいですね。
【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!
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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<事業再構築補助金でのチェックポイント>
第三次の採択結果も出ましたね。
有難いことにご支援先は今回も全社クリア!
緊急事態宣言枠はクリアするのは当然として、
通常枠もクリアすることができて本当に良かったです。
今日はまだ次の公募に挑戦される方も多いと思うので、
改めてご確認いただければと思います。
<本当に意味のある事業を!>
今回さまざまな採択結果を見ていて、
「これはきつい・・」と思う内容が多いのも事実です。
それは「固定費が上がる投資」です。
・通販をやるから工場を作る!
・テイクアウト専門店を行うからCKを作る!
みたいなやつですね。
固定費の変わらない既存店リニューアルなら良いですが、
完全新規で工場やCKを立ち上げるケース。
普段のメルマガでも書かせて頂いていますが、
事業を作って損益分岐点を超える売上を実現するのは
本当に大変!
思い切ったチャレンジは必要なのは大切ではありますが、
コロナ禍でなんだか需要がありそうだからやろう!ではなく、
次の10年の成長事業に本当にできるのかどうか。
この辺りはシビアに見て展開していきたいですね。
<チェック項目は正しく理解する>
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