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2月に既存店売上124%に伸ばした企業で取り組んできた事

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.94 2022/03/14
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まん防もいよいよ解除に向けて
外堀から埋まっている感じがしますね。

改めて解除時の戦い方は定まっていますか?

ダメなケースがこれです。
「オペレーションに追われてお客様対応できない」
「人手不足で提供不満が続出」

お客様側の感情だと、

・やっと気兼ねなくお店に行ける!
・やっと好きなお店に応援に行ける!

などポジティブなものが主になります。

このポジティブ感情自体は非常に有難い事ですが、
反面怖いのは「感情の振れ幅」です。

感情の振れ幅が大きければ大きいほど、
良くも悪くも印象に残ります。

良いケースだとディズニーがわかりやすいです。

基本的には、
・物凄く不幸な人が(ネガティブ)
・物凄くハッピーエンドに(ポジティブ)

このネガ→ポジの振れ幅が大きければ大きいほど、
より感動しやすくなります。

そして今回のまん防解除における逆パターン。

・やっと好きなお店に!(ポジティブ)
・料理出てこない、対応悪い!(ネガティブ)

元々の感情がポジティブだった分、
この落胆への振れ幅が大きすぎるので
まずもってリピート率は下がります。

そしてこのケースが本当にこの2年の中の
引き締めからの解除で繰り返されてきました。

逆にいえばここの「差」は明確に
まん防期間中の取り組みが顕著に出ます。

・採用計画は終えていますか?
・教育活動は実施できていますか?
・ピーク想定の対応は考えられていますか?
・必要な引き算はできていますか?

準備力を高めてきた企業だと
この辺りは基本完了及び進捗中です。

今から動く!はかなり遅いのですが、
解除が発表されてから動くよりかは
幾分かマシです。

コロナは財務的に長期戦。

そのためにはコストカットには限界があり
売上の絶対値は必要。

そしてこの売上を高めていくには、
習慣化してくださる超常連様が必要。

そのためには消費回復時のクオリティと
再来店の仕掛けが必要。

しっかりと継続して売上を高め続けるため、
消費回復時の初動には徹底的にこだわり
「LTV」の視点を大切に事業展開したいですね。


【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!

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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<2月に既存店売上124%に伸ばした企業で
取り組んできた事>

この2年、外食業においては本当に苦しく、
かつ納得感がないものばかりでした。

前例主義で一度奪った自由は簡単に奪われ続ける。
これを強く感じられる期間でした。

そして競合企業の倒産・廃業・撤退も多く見ました。

そこで感じたことは上記ケースが起こり得るのは、

・キャッシュが尽きるのが見えた時
・心が折れる時

合理的に考えると前者ではあるのですが、
何気に多いのが後者の方が多いという事。

何のために頑張っているのか。
何のために頑張り続けるのか。

これを見失ったらやはりここまで
外部環境が苦しい中での原動力がなくなるため、
結果的に閉める意思決定になりますね。

しかもコロナ問題だけでなくロシア問題。
よくないインフレが続くことになるため、
経営としては本当に大変な状況に。

しかし。

このような外部環境が大変で荒れ狂う時こそ、
ゲームチェンジが起きるのも事実です。

急に伸びる企業。
急にシェアを逆転する企業。

変化に適応して数少ない伸びる領域に
徹底して投資する大胆さがあると、
数年後にそれが大きな差に繋がります。

そんな一瞬をご支援先で垣間見ました。

こちらは協力金はびた一文支払われない
郊外エリアで和食を展開される企業です。

本来かなり苦しいですよね。
今までだったら、

・土日は法事や慶事で売上を伸ばす
・平日夜は企業宴会で売上を伸ばす
・平日昼は回転重視で売上を伸ばす

このような戦い方でした。
平日昼はまだしも、それ以外の需要は消失。
そして繰り返しですが協力金はゼロ。

そんな大変なタイミングながら、
2月には既存店売上で124%の成長。

調査ベースですが競合企業の売上は
落としているとのことなので、
確実に変化して勝ち切ったと考えられます。

この「変化」に関して実施し続けてきた事。
この辺りを棚卸ししてみたため、
またご参考になりましたら幸いです。

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