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閑散期の2月に売上昨対140%、赤字から営業利益率14%まで伸ばした企業でやった事

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飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.147 2023/0306
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先週は久々のテレビ出演でした。

よく「緊張しますか?」と聞かれるのですが、
本気の経営者が本気で情報を得ようとする
講演の方が何百倍も緊張します。

テレビは情報が流れていくものなので、
その分では緊張は一切ありません。

ただ少しでも飲食業界に興味を持つ人が増え、
ちょっとても業界貢献になればと思います。

さて、その時にも1月の飲食業界
全体のコロナ前比の話をしました。

日本フードサービス協会調べだと
下記のような結果となりました。

全体:104.2%

ファーストフード
合計:117.9%
洋食:139.7%
和風:109.7%
麺類:91.0%
持ち帰り米飯/回転寿司:106.2%
その他:101.6%

相変わらず、洋食ファーストフードの
勝ちっぷりが際立ちますね。

コロナを特需とした領域ですが、
ここで顧客基盤が大きな増加。

かつ利用頻度も増えたことで
「定着率」が格段に上がっています。
そこで昨今の値上げです。

客数を減らすことなく客単価を上げるという
理想的な伸ばし方が出来ています。

ファミリーレストラン
合計:96.3%
洋風:90.6%
和風:90.5%
中華:118.1%
焼肉:112.5%

客層の差が顕著に出ましたね。
年末も同じ流れではありましたが、
ファミリー層の集客が顕著です。

自分達がファミリーフレンドリーな店だ。
そのソフト面の拡充と認知活動を
どこまで出来ているかも大切です。

パブ/居酒屋
合計:58.1%
パブ・ビアホール:68.5%
居酒屋:54.1%

ここは12月から引き続きです。
年始と新年会の需要が終われば
特にイベントのない1月です。

やはり外部環境だけだと
弱いままというのは感じます。

しかし居酒屋は巨大市場。
個々の話であれば繁盛事例はいくらでもあるので、
良い点に視点を合わせて取り入れていきたいですね。

ディナーレストラン:85.0%
喫茶:85.6%
その他:97.2%

以上の結果です。

数字から意思決定に繋げるために大切なのは
「時流適応」です。

短期的なトレンドなどではなく、
その流れは持続するものなのか。

その流れが上向きなのか下向きなのか。
当たり前ですが上向きな流れに乗り、
そこに自分達の長所を合わせる。

時流適応×長所伸展

これをできるのは経営者だけです。

もちろん目の前の現場で生じている事も大切。
それと同時に今度の舵取りをするのも大切。

二項対立にされがちですが
そもそも両方大切ですので、
バランスとって進めていきたいですね。


【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!
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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<閑散期の2月に売上昨対140%、
赤字から営業利益率14%まで伸ばした企業でやった事>

3月の前半はご支援先の数値報告が
どんどん上がってきます。
そんな中で嬉しかった事例を今回はピックアップ。

■店舗概要

業態は昼の食事業態。
定食やカレー、とんかつみたいなイメージを持って下さい。

最寄り駅の乗降客数は10,000人/日。
決して人の流れが良いとは言えません。

足元の常駐人口は4,000人・昼間人口は7,000人。
大手の出店戦略では確実に省かれるようなエリアです。

昼間人口の方が多いのは事実ですが、
そもそも足元でのファンが増えないと
売上確保自体が難しい立地です。

■2022年の2月は?

坪月商は10万円程。
売上に占める新規様・リピーター様の比率は・・

95%:5%!!!

冒頭の通り足元のファンがいない限り
成り立たないと申し上げましたが、
全くファンがいない!

こりゃいかん!となり、
戦術を徹底的に見直す事にしました。

■戦術1:ストーリーの見直し

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