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食材原価高騰時に値上げ前に行うこと

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.74 2021/10/25
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飲食の規制もいよいよ全面的な撤廃!
本当に長い期間でしたね。

該当エリアは自由を奪われ続けました。
関係のない地方でも営業はできても集客鈍く。

大変な時期を乗り越えて
やっとここから勝負です!

とはいえ。

営業できる!というポジティブな感情と、
これから本当に大丈夫?と隠れたネガティブな感情。
これが混じっている感じじゃないでしょうか?

・協力金の終了
・雇調金の終了
・コロナ借入の返済

正直、この3つは今の消費環境だと重いところ。

そのためここからの撤退・廃業はまだまだある。
これは肌感覚としても強く感じている部分です。

しかし。

大切なのは何がなんでも売上を伸ばして生き残ること。
生き残ったら必ず残存者メリットがあります。

ご支援先でも「競合がコロナ廃業した」ケースは
少なからず生じたこの1年半でした。

するとやはり、売上としてはプラスの影響も。
いわゆる残存者利益というもの。
これを強く感じました。

ここから年末までの戦いは
来年に大きく影響を及ぼします。

特に居酒屋は習慣のビジネスとも言えます。

・新規集客に費用をかける(適正範囲内)
・常連様の離脱防止策は徹底して行う
・年末までに利用頻度の最大化策w行う

などにより新たな習慣化のお客様を如何に増やしていくか。
それによって売上を伸ばして、
確実に生き残っていきたいところです。

この辺りは、攻めの話。

ただ守りの話も大切で。
特に人件費。

正直、営業時間が延長しても集客は戻ってこない。。

このように感じることも多いのではないでしょうか?
生活様式の変化を強く感じる部分です。

この点、キャッシュをしっかり守るという点では、
儲からない時間帯に無理をしないのも大切です。

・営業時間は稼げる時間に集中
・稼げる時間で売上を最大化(店外売上含む)

これによって人時売上・生産性を最大限に
伸ばしていく必要があります。

雇調金も年末までは継続されていますので、
そこに向けてラストオーダーと閉店時間は
機動的に動かしていく。

この辺りは進めていき、攻めも守りも両方!
しっかりと進めていきたいですね。


【今日のコンテンツ一覧】

1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!

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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<食材原価高騰時に値上げ前に行うこと>

冒頭の内容以外に頭を悩ます種。
それが食材原価の高騰ですよね。

基本的に毎年じわりじわりと高騰でしたし、
今後もそれが続くのは折込済。

しかし今回のコロナ禍で輸入牛肉・鶏肉はじめとした
食材コスト上昇幅と安定供給の困難さは
桁違いに高くなりました。

仕入金額だけを見て経済合理性で判断すれば
単純に値上げすべきです。

しかし、、

値上げの影響は集客に予想以上にあるので、
できれば最終的な意思決定にしたいところ。

そのため、この値上げに至るまでに一体何ができるのか。

直近でご支援先で実施していることをまとめました。
またご参考になりましたら幸いです。

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