イタリア出店に向けて/3.法人設立のコストと手間
前回は会社作りの為にまずは調べたことを書きました。
今回はいよいよ具体的に法人登記に向けて行った事です。
コストの相場ってどれくらい?
法人設立に関しては、「弁護士事務所」や「会計事務所」に相談する事になります。
法人設立に関してはある程度ルーティンワークかとは思うのですが、結構高いんですよね〜。
日本だと司法書士さんにお願いして30万程度。
イタリアだと、
弁護士:130万円〜150万円
会計士:100万円前後
このくらいでした。
ただ、とんでもない円安に直面!という前提ではあります。ユーロ円が160円以上という状況だったので。
ユーロで見ると、
弁護士:7,000〜8,000ユーロくらい
会計士:4,000〜5,000ユーロくらい
上記に対して別途、現地の司法書士の最終手続きに2,000〜3,000ユーロくらいかかります。
これが主たるコストですね。
具体的に実施したことと期間は?
特に現地に行かずに、委任状があればいける。これは大きかったです。
日本からデータで、下記を送ります。
・謄本(英語に翻訳)
・日本の取締役議事録(英語に翻訳)
・定款コピー(イタリア語に翻訳)
・パスポートのコピー
・委任状のアポスティーユ(公印)獲得
細々したものは他にもちょこちょこあるのですが、主たるものとしてはこれくらいです。
やっぱり「翻訳」がでかいところですよね。これを翻訳の方に依頼するとかなり高額になってしまいます。
しかし!
今の時代はすごい。DeepL半端ないです。
上記を全部DeepLで翻訳したところ、、、クリア!全く手前がかかることなく終わってしまいました。
ちなみに上記諸々にかかった期間は約2ヶ月です。年末年始を挟んでのこれだったので、思ったよりスムーズだった印象です。
重要な書類はデータではなく、国際郵便で送るなどはありました。
結局いくらかかったの?
創立費として、
ユーロ:7,797.20
日本円:1,278,158円
こんな感じです。円安!ですね。
ちなみにイタリアは100%日本の子会社で作る事ができます。海外に行ってパートナーと組んだが株式の過半数を得られず儲かった後に追い出された。これもあるある過ぎると思うのですが、それを回避したい人には良いルールです。
もちろん、100%なので全ての責任・費用を持って進める必要がありますが。
ここからは、物件契約やビザ申請の話になるのですが、それはまた追って書いて行こうと思います!
よろしければサポートお願いします!全国のフード企業さんの経営相談に対して使わせて頂きます!