好きな人が夢に出てくる嬉しさ
女子高生すらも幼稚に感じる恋愛ポエムのようなタイトルになってしまった。
ポエム付きのイラストが流行った一期一会を連想させてしまっていたら申し訳ないが、ここで書く「好き」は、LOVEとかじゃなくて尊敬の類だ。
最近やっと売れかけているAマッソという芸人を私はずっと応援している。
女性コンビであり、鋭いツッコミと知識でクイズ番組なんかにも呼ばれている加納さんと、天真爛漫でギリ日本語みたいなボケをする村上さんの2人でやっている。
彼女らのYouTubeを見ながら寝落ちしたら、その村上さんの方が夢に出てきた。
私と村上さんは喫煙所でタバコを吸っていた。村上さんが本当にタバコを吸うかは知らない。特に吸うイメージもないが、夢ってそういうものだ。
なぜか対面ではなく横並びになってタバコを吸っていた。広い空間なのに。
そして私は村上さんに『そういえば村上さんっていつからタバコ吸ってるんですか?』と尋ねた。
村上さんの回答は『どに』だった。字にすると『土2』だ。
土曜の2時という意味のようだ。全く答えになっていないし、ボケなのかアホなのかもわからなかった。
これが凄く村上さんっぽい。本当に言いそうな回答だ。しかしこのフレーズを村上さんが言っているのは見たことがない。
つまりこれは私の脳が形成した「村上像」なのだ。
脳内で他人像を作り上げる時、簡単な人と難しい人がいると思う。
親密度が高ければ簡単だし、会ったことも無い人は難しい。
似てる性格ならば簡単だし、不可解な行動をとる人なら難しい。
それで言うと赤の他人であり不可解ステータスがSSである村上さんはかなり難易度が高い。
それにしてはかなりの高クオリティで作り上げた。
もしかしたら私の脳には普段使っていないだけで、村上さん的な要素があるのかも知れない。
荒唐無稽で理にかなっていないことを言ってもなぜか面白い、そんな言葉を出せるのかもしれない。
そう思うと嬉しかった。
それほどに『土2』という回答は普段私が思いつくはずも無いものだった。
夢の中で人が動くというのは、自分の脳にそれほどのポテンシャルがあるということだ。
それを覚醒状態で留めておくのはもったいない。
次から夢に他人が出てきた時は、起きてすぐに言動を書き留める。
そうすることで目が覚めてても自分には無いと思ってた発想が出せたら面白い。
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