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中古物件に置き去りにされた犬を保護した話

ふざけた投稿ばかりしていますが、今回は犬の話を書いていきます。

当マガジンの投稿ではワンちゃんの話を書いていきます。

ちょっと胸糞悪い話にはなりますが、この記事を読んで犬好きの皆様には愛犬をもっともっと愛してあげて欲しいと思います。


2016年の1月23日。僕がドッグトレーナーの資格を取った頃。


友人の不動産屋さんから中古物件に犬が取り残されていると通報を受け、その日の予定をすっ飛ばして保護に行ってきました。


指示通り玄関を開け、リビングに入ると犬の吠える声。


中には2匹のコーギーがケージに入れられていました。

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狭いケージの中で飼い主の帰りを待っていたであろうワンちゃん達


1週間以上前に飼い主は引越しを済ませ、その間エサも水も無く孤独な時間を過ごしたであろう犬達。


私が中に入った時の吠える声は、孤独や空腹の悲痛な叫びでもあり、自分たちはこれからどうされてしまうんだという恐怖心を孕んでいるように感じました。


年齢は推定6、7歳でしょうか。
伸び過ぎた爪や、溜まりに溜まった歯垢から普段どういう扱いを受けていたのか想像するのは容易でした。


まず、私はたくさんの水と100グラムほどの餌を与えその子達とコミュニケーションを取ることにしました。

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部屋の中で少しずつ、不信感から解放されていくのを感じたので、外に連れ出そうと思いましたが、リードでお散歩されるのにまったく慣れていないようで、歩くことも出来ませんでした。


近隣の家の方に犬の情報を求めて聞き込みをしたところ、犬がいるのは知っていたが見たのは初めてだとの答えが返ってきました。


普段の世話どころか、散歩もしたことのないわんちゃんだったのです。


犬にとって、特にコーギーのような牧羊犬にとっては、心身充実のために運動は非常に重要です。


爪切りや歯の掃除、お散歩まで省いていた飼い主。


約7年も一緒に過ごした犬を簡単に捨てた飼い主。(一緒に飼っていた猫6匹は連れて行ったようです)


捨てるだけでなく、ケージに閉じ込めて餓死させようとしたのはどういう心境なのでしょう。


私には理解の出来ない行為であり、絶対に許せない行為です。


人間には外に出れば色々な人間関係があり、色んな人生を送れますが、犬にとっては飼い主が全て。


目の前から飼い主がいなくなる絶望はどれほどのものだったでしょうか。


この子たちにいい飼い主を見つけて、犬らしい生活を送らせてやることがなによりだと思い、付き合いのあった動物病院に里親探しを委託することにしました。

健康状態も不安であり、いい飼い主を見つけて欲しいと連絡すると、スペースが空いていたこと、あまりの状況から快諾して頂きました。

2匹は爪もしっかり切ってもらい、お風呂にも入れてもらい、おいしいご飯を食べさせてもらいました。

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スタッフの方の対応や、犬に対する姿勢を見たとき、また状況を聞いて我が子のように悲しがる姿を見て、ここに連れてきてよかったと強く感じました。

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この子達は、初めて訪問した人間に体の状態を調べられても、抱き上げられても攻撃性は一切見せず、人を見ると寄ってくるような人好きなわんちゃんでした。

健康状態を確認してもらい、3日後には2匹とも去勢手術をしてもらいました。

そして里親募集を私のFacebookで行った所、発見から5日後には里親さんが見つかりました。

山口県からの方で(こちらは神奈川)とても犬好きの方にお渡しできて本当に良かったと思っています。現在はもう私は繋がっておりませんが、幸せに生きている事を願います!


現在私はドッグトレーナーとしての活動などはしておりませんが、元野犬の保護犬と暮らしていたりするので動物愛護や保護などは鋭意行なっていきたいと思います。


最後までお読み頂きありがとうございます。


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