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【大人のピアノ】音に物語を乗せて演じてみる…「なってみる」演奏?!

大人になってピアノのレッスンに行き始めて、半年が経ちました。今、1番練習している曲は、リストの「愛の夢」。

先生から毎度
「今日はなにか忙しかったですか?」
「なんだか今日はすごく慈愛に満ちた感じですね」
「ちょっとイライラするようなこと、ありました?」

言い当てられます。
え???なんでわかったんですか??え?え?

わたくし、モロ、直前のコトが音に出ているようです。。。ハイ…。

なんてこった。
安定的な音……と言うよりは……

まぁ、よく言えば素直。感性により表現が変わる。

悪く言えば、ブレブレ。


演奏前にニュートラルモードへ

ピアノレッスンからも、自己理解が深まる今日この頃です。周りに影響受けまくる、私のドタバタメンタルよ!!

毎度、あらゆることに影響受けまくっていては、ブレブレの演奏になってしまうので……

演奏前に、すーはーすーはー。
一度気持ちを落ち着かせ、整えるようと心に誓いました。ニュートラルモード、かもん。

ピアノ演奏前だけでなく、どんな時でも使えることだな。


曲に合わせて物語を思い浮かべる

たしかに。先生のおっしゃるとおり、その日の気分によって、曲に合わせてイメージする色やストーリーが変わっていた私。


ここはひとつ、脚本を書いてみようと決心しました。

「愛の夢」
どんな物語なのかしら。

どんな色?
場面や時間が変わるのはどこ?
季節は?
気温は?
その時感じている触感は?
匂いは?
流れている音は?

誰が出てきた?
なんて言ってる?
どんな映像?

事細かにイメージしていっていたら……

感情移入しすぎて、号泣(笑)
もう、なりきり。
演じる人に、なってみましたところ。
なりすぎて戻れなくなるパターン。
ああ、懐かしい。この感覚。
子どもの頃の、物語を読んで没頭して、現代の日本に戻れなくなっている時の感じだ…。

愛の夢

ところで、「愛の夢」

というタイトルからして、解釈に悩みます。
愛って…??

恋愛?慈愛?家族愛?

夢って?

ちなみに…なぜかあの、愛に満ちた美しい曲なんだけれど…私が思い浮かべるのは、自分の死が近くに迫った、あるあたたかな桜の季節の、ベッドの上から…。桜貝のピンク色と光が差し込むイメージ。

自分の愛しいものたちを思い起こしながら、あれは夢だったのかしら…生きている夢?いや現実?この世に生きるということとは…愛とは…。思いを馳せつつも、幸せな感覚につつまれて、そして……みたいな。

途中、新緑とミモザの黄色に場面が変わり。。。

そんな、イメージなのです。

なってみる学び


ここの登場人物は〇〇で
こんな場面だから…
あぁ、ここはこの弾き方じゃないな…

この音じゃない…

うーん、この音だとどうかな?

おっ。ちょっと合うかも合うかも👏


なんとなく、演劇的手法の授業にちょっと似ているかも?と思ったり思わなかったり。

大人のピアノ第一楽章は、育休が終わる3月を目処に終了予定。ピアノを弾いてレッスン受けているだけなのに、自己分析にもなる。ピアノってやっぱりおもしろいかも。

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