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本日最終回『セクシー田中さん』を語りたい

今期私の中の1、2位を争う勢いの『セクシー田中さん』
本当に好きだ。
大好きだ。
めっちゃ胸に刺さるいいドラマ。

数々の胸に刺さった名場面、名セリフを書きたいんだけど、私には録画するものがなく(Blu-rayは、ほぼダンナ専用となっている)記憶力も良くないので、YouTubeのダイジェストを観て復讐。

復讐したけれど、それを上手く活字にできない自分のもどかしさ…。

自分の語彙力のなさと伝える術の少なさにほとほと嫌気がさした。

…この記事は何時間もかけて書いた割には、私の想いの半分も書けていないという悲しさ…。

それでも何とか頑張って書きましたので、お時間ある方はお読みいただけたら幸いです。

ダイジェストを観てても感動する『セクシー田中さん』
タイトルだけ見たら何のこっちゃわからないドラマ。
私も始めは観ていなかった。
友だちがめっちゃ面白いから観てみてと言ってくれたから、TVerで観てハマりにハマったドラマなのだ。
サンキュー友だち…。


観ていた方はご存知だし、観ていなかった方は今さら勧められてももう最終回でしょ…という感じかもしれないけど、簡単に説明をば。

田中京子(木南晴夏)は、仕事は完璧だが地味なアラフォーOL。友達も恋人もできたことのない彼女は、社内では変人扱いされる浮いた存在だ。しかし彼女の同僚の派遣OL・倉橋朱里(生見愛瑠)は、田中さんの雰囲気がどこか変わったことが妙に気になっていた。
若くて可愛いことにしか自分の市場価値はないと焦り、そこから抜け出すこともできずに、合コンに明け暮れる朱里。「普通の幸せ」を手に入れるために頑張っているだけなのに、合コンで出会った商社マンの笙野浩介(毎熊克哉)から「絶対遊んでる」とレッテルを張られ、大学時代の友人・仲原進吾(川村壱馬)からは「友達」という言葉を盾に便利に扱われる始末だ。このままでいいのかと悩む朱里だったが、“可愛い自分”に価値を見出してくれるチャラリーマン・小西(前田公輝)の誘いにも心が揺れ…。
そんなある日、モヤモヤした思いを抱えたまま立ち寄ったペルシャンレストランで、朱里はエキゾチックなベリーダンサー・Saliに一目惚れ。しかし、Saliの正体は、田中さんで…!自分の正体が朱里にバレたのではないかと焦る田中さん。2人の運命が大きく動き始める——— !!

『セクシー田中さん』1話あらすじからまんま引用

ベリーダンスを綺麗に踊る田中さん。
周りに媚びることなく、自分を貫いている田中さんをかっこいいと、憧れを抱く朱里ちゃん。

田中さんは、朱里ちゃんにとって、憧れの存在。
いつも背筋を伸ばして自分を持っていて、ブレない。

いわば、朱里ちゃんにとって田中さんは、『推し』なのだ。
めっちゃ身近にいる憧れの存在の推し。

そんな田中さんの影響力は大きい。

朱里ちゃんは田中さんに出逢ったおかげで、どんどんどんどん色んなことが変わっていった。

まずは、好きだった進吾のこと。
関係を持ったのに、次の日に謝られるという最悪な展開に加え、進吾は、友だちだろなどと言ってただ泊まりに来たりして、モヤモヤの関係のままでいた。

だけど、そんな進吾に執着するのをやめる決意をすることが出来たのは、田中さんに出逢えたから。
田中さんの生き方を見て「変わりたい」と思わせてくれたから。

朱里ちゃんは、小さい頃からムダに空気を読むところがあった。
そんな自分のことを朱里ちゃんは
「自分が自分についてきた小さな嘘が、田中さんを見ていると突き刺さる。
私に足りないのって、田中さんがご両親に見せる本物の笑顔なんじゃないか」と言う場面があった。

田中さんにあって、自分に足りないものは何かを考えて出した答え。
そんな風に、自分を見つめるようになったのも田中さんの影響だ。

なんかね。
空気読むのって悪いことじゃないし、ちょっと前までは、空気を読めない人のことを『KY』なんて言ったりして、みんなと合わせず、ノリが悪いやつっていう,レッテルが貼られたりもしたけど、今や空気を読みすぎるというのも自分がないみたいな風潮もある。

私はどちらかというと、朱里ちゃんタイプで、その場のノリや空気でやり過ごしてきた感がある。
朱里ちゃんほど可愛げがあり、周りの人に気に入られるほどの愛嬌はないけれど…。

だから、田中さんに憧れる朱里ちゃんの気持ちがよ〜くわかる。

ぴーんと背筋を伸ばして堂々と自分を持って、自分を生きている人を見ると、かっこいいなと憧れちゃうんだよね…。

あんな風に人に媚びることなく、自分に正直に生きて来れたなら…ってね。

だけどだけど、空気を読むというのもこれまた悪いわけでもない。

田中さんが、ベリーダンスをやっているということが会社の人にバレて、なんやかんや言われた時。
この時、朱里ちゃんは、推しの悪口を言われて悔しくて頭に来たはずだ。

なのに、怒りに身を任せず、周りの人たちを不快にさせることなく、田中さんのベリーダンスの凄さ、かっこ良さを空気を読みながら上手く伝えた。

だから、同僚の人たちは「そこまで言うなら少し見てみようかな…」と、動画を見たり、実際お店にまで行き見てみようと思えたんだと思う。

自分の意見を言う時に、私間違ってません。あなたたちが間違ってます!という対立するような言い方をするより、断然頭のいい作戦だ。

これは、今までの朱里ちゃんの空気を読む生き方全てが間違ってたわけじゃないんだよと言っているように私は感じた。

そしてそんな田中さんと出逢って朱里ちゃんは、リズム感もないのに、ベリーダンスを習ったり、発表会に出ようと頑張ったり、色々行動を変えるようになった。

人は何かに夢中になると、変わってくるものだ。

自分が見えてくる。
自分の芯が見えてくる。

自分の好きなもの、自分の興味のあるものがわかってくる。

朱里ちゃんは、自分の好きなものを見つけた。
人にメイクしたりすること。

メイクで人は笑顔になったり、元気になったりすることがある。
そのことを改めて強く感じるようになってきた朱里ちゃん。
ボランティアでお年寄りメイクしてあげて喜んでいる姿を見てすごくしあわせな気持ちになった。

今は派遣のお仕事をしてるけど、そういうお仕事をするようになるのかな?

そんな風に考え方や生き方、お仕事にも影響を与えてしまう田中さん。


そんな田中さんに影響されたのは、朱里ちゃんだけじゃない。

笙野も影響された中の1人。

笙野は、
【女性に失礼なことを言う天才で、女性に対する偏見まみれの昭和の脳を持ち、多くの女性を敵に回す。そのため顔も悪くなく、一見誠実そうに見え、ちゃんとしてそうなのに、全然女性にモテない。結婚願望が強く、将来堅実で温かい家庭を築くのが夢。
理想の女性像は、家庭的で料理、節約上手で、謙虚でしっかりしてて、男遊びしてなくて、誰にも公平で僻まず、優しく、寛容な女性。節約家で料理上手。】
というある意味、恐ろしい男。

そんな偏屈な笙野も田中さんと出逢って徐々に徐々に変わっていった。

田中さんの好きになったものや人に興味がありますとか何とか言って、ダラブッカという楽器を習い出したり。

考え方が少しずつ変わっていった。

2人で行くことになったレストランに、田中さんが頑張ってメイクしてきたんだけど、それがおかしなメイクになってしまった。
いつもなら悪びれもせずめっちゃ失礼な言葉を並べてダメ出しするのに、しなかったり。
それどころか、酔っ払いに絡まれた時には、ベロベロに酔いながらも田中さんの魅力を酔っ払いに伝えたり。

笙野は、人はこうじゃないとダメだろ、女性はこうあるべきだろと、理想が高いというか、決めつけが強かったり、『その人』を見るのではなく、上部を見てあれこれ言いがちだったけど、田中さんに出逢って、田中さんの『人』そのものを見るようになっていった。

それでも偏屈で堅物な笙野は、年上である田中さんを恋愛対象や結婚対象の相手ではないと思い込んでいて、お母さんに勧められたお見合いをすることになる。

そんなお見合いをした女性に
「笙野さんって、知れば知るほど奥が深い。
自由で、寛容で、女性に理解があって…」と言われる。
そこで笙野は、誰のこと?と思った。
だって、今までは、意見を言っても理由を聞かれも答えられないくらいで、そこに自分の意思はなく、人からの受け売りだったり、何も考えずに刷り込まれた価値観だったから、薄っぺらい意見しかなかったのに…。
自由な発想などもなく、寛容など程遠く、女性に理解なんてしてこなかった。

全ては田中さんが作ってきた自分だと気づく。

ぬおおおお〜‼️

おせ〜よ‼️
笙野〜‼️

クリスマスの日に、笙野のダラブッカの演奏で田中さんが踊る話をしていたのに、お見合いをしてから笙野は練習にも来ていない。

田中さんはどうなるかわからないけど、もしかしたら…の気持ちを持ちつつ笙野の演奏で踊れるように、1人で練習をしている。

そのお互いのそれぞれの場所での演奏とダンスシーンは、ピタッと合っていて綺麗でジーンときた…🥹

当日どうなるのか…。
それも今夜の見どころ。

こんな堅物の笙野のことも変えてしまった田中さんは、チャラい小西のことも間接的に変えてきたようにも思う。

女の子との恋愛は、ゲーム感覚でいた小西。
なので、始め朱里ちゃんのことも落とす対象と思っていた。
ところが、どうやら朱里ちゃんのことを本気で好きになってしまい、自分でもそのことに戸惑いを感じていた。

どんどん変わっていく朱里ちゃんを近くて見ていて、小西も変わっていったんだと思う。

なので、ゲーム感覚で朱里ちゃんのことを落とそうとしなくなった。

そんな風に変わったからこそ、朱里ちゃんも小西のことをちゃんと受け入れたんだとも思うし。

小西役の前田公輝さんは、不思議な魅力がある方だ。
失礼を承知で書くけど、パッと見、彼はイケメンではないように思う。
私個人の意見ですよ。
あくまでも。
なんだけど、イケメンに見える。
見えてくる。
チャラくてモテそうな商社マンに見えるから不思議なのだ。

ただ、彼の設定が、学生時代、三軍みたいな感じで、好きな女の子に告ったら振られ、悔しくて、そこから勉強を頑張り、今の商社に頑張って入ったら、そこからモテるようになったというのがある。
三軍成り上がりのやつ。
だから、どこか女の子のこと信用してないから、ゲーム感覚で恋愛をするし、女の子の喜ぶことをわかってのテクニックを使って近づいたりと、ちょっと軽くてチャラい男って感じなんだ。
妙に納得。

このドラマは、こういう設定がちゃんとあるから、よりキャラが生きているように思うし、感情移入もしちゃうし、ドラマのストーリーとしてもわかるわぁ〜となるんだと思う。

イケメンに見えると言えば、三好役の安田顕さんもこれまた色気があってモテそうな雰囲気のチャラいマスターに見えてくるから不思議だ。

いるよねぇ、こういう人たらしな罪なマスター、みたいな感覚ですんなりいい男と認めさせちゃうところが安田顕さんの演技の凄さ。

いや、元々イケメンなのかもしれないけど、私はその魅力に気づかずにいたぞ。
今までそんなイケメンな役の安田顕さんを見たことなかったから。

役者ってすげぇなぁ。

そんな三好さんも田中さんと出逢って、やはり影響を受け、先週は、田中さんにチューをしようとしてきた。

チャラい自分だからこそ、真っ直ぐでピュアな田中さんに自分が触れてはいけないと思って近づかないようにしてきた三好さん。

三好さんも田中さんの影響を受けて少しずつ変わってきているように思う。

朱里ちゃんが好きだった進吾も間接的に変わった。
ブラック企業にいて、それでもズルズルと辞めることが出来ずにいたけど、背筋を真っ直ぐ生きていきたいと、会社を辞めることが出来た。

田中さんに影響されて変わっていく朱里ちゃんの姿を見たから。

人は努力している姿、頑張っている姿を見ると、何かしら影響されるものだ。
その姿に触発される。

それはまるで『だが、情熱はある』の中にあった『たりない2人』のラストシーンのセリフでも言っている。

客席の明日のたりないふたりが、また別のもんを作って、さらにまた、まだ無名の明日のたりないふたりへと受け継がれていく。
そういうほとんど生まれてきた意味を掴み取るようなそんな素晴らしいことしか起きねぇじゃねえか。

たりないふたりの若林のセリフより抜粋

誰かの何かが、誰かの何かに刺さり、そこからどんどん何かが波及することってある。

人は人と出逢い、影響を受けて考え方や生き方が変わることがある。


私がこのドラマに惹かれるのは、そういう波及効果のような影響力があって、人がどんどん変わっていく姿を見て、ワクワクしてくるからなのかもしれない。


一方、田中さんもずっと背筋を伸ばして生きてきたわけではない。

変わり者と言われ、変人扱いをされ続け、生きづらさから周りの声を聞かないようにして背筋を曲げて猫背で生きてきた過去もあった。

だけど、ベリーダンスが魔法をかけてくれた。

胸を張り、曲がった背筋を何度も何度でも伸ばそうとしてくれたのが、ベリーダンスだった。

田中さんは、自分が傷つかないように、人ときちんと向き合ってこなかった。

自分と人との間に壁を作り、距離を置き、何か悪口を言われていても自分に届かないようにしてきた。
それは、その時の田中さん自身の身を守るために必要だったんだと思う。

だけど、そんな田中さんも朱里ちゃんと出逢い、笙野とも親しくなり、だんだんと人と深く関わるようになっていった。

ただの憧れの存在だった三好さんへの想いもだんだんと変わっていった。

三好さんに近づきたい、三好さんの音で踊りたい、そんな想いがベリーダンスを続けるモチベーションになったし、それが生きる糧にもなっていたんだと思うけど、キスをしそうになった時に、自分の内側にある違和感に気づき出した田中さん。
自分の中に笙野がいることに気づき始める。

田中さん、あなたもおせ〜よ‼️

けどけど、仕方ないよね。

なんせ,そんな気持ちに慣れていなかったんだから。
だから戸惑った。

いやぁ、けど、こういうところも素晴らしいんですよね。
田中さんは。
自分の気持ちに正直だし、素直。
ピュアなのだ。

田中さんは、朱里ちゃんにとって憧れの存在で、『背筋を伸ばしていてほしい』存在ではあるんだけど、田中さんは田中さんなりに色々人との影響を受けて成長もしていったり変化もしていく。

あー、もっと書きたいことあったはずなのに、薄っぺらい文章のままだぁ〜。
これじゃあ、前の笙野と同じじゃねーか。

今夜の『セクシー田中さん』最終回が楽しみ😊

…その前にM-1もあるね…。

9時からは、キンキ兄さん(KinKi Kids)とキンプリ(King & Prince)の2組がYouTubeでシンデレラガールを歌う夢の共演がある。

King kidsってやつだ。(光一命名)

4人のわちゃわちゃした姿を昨日配信のものを今朝見たけど、面白かった。

この笑顔絶やさないでほしいな…。

さて。
本日はクリスマスイブですね。

私はほとんど関係なく生きてますが、世界中の人々が素敵なイブになりますように…。


最後までお読みいただきありがとうございます😊

しあわせをありがとうございます💖
うちなる平和を💕
シュカポン🐼


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