最近の台湾VTuberの動き

βフニーが登場した頃から
リアルワールドはニューノーマルになりました。

キーワードとしては
 ・COVID-19
 ・5G技術
 ・台湾アイデンティティ
あたりでしょうか。

日本・台湾だけでなく、
どの国でも国外に渡航することが難しくなってしまいました。

αフニーの時代は、
従来通り日本を意識して活動することで、
日本人が台湾に興味を持つきっかけとなったりして、
リアルワールドの台湾経済活性化にも繋がるように
なっていたかと思いますが、
今は日本人を意識したコンテンツにしても、
お互いに渡航ができないので、経済活動に結びつかない。
そこで、
台湾の企業系VTuberは
台湾国内の充実を意識した活動にシフトしていったように思います。

具体的にはこんな変化があったと思います。
 ・台湾語教育コンテンツが増えた
   台湾国内の若い世代向けに台湾アイデンティティを根付かせる
    ・虎妮報報を平日の午前中にやっている
    ・プレミア動画では台湾の昔話などもやっている
    ・βフニーの歌の時間などでも台湾語の歌も入っている
     βフニーは日本のNHK教育(Eテレ)のうたのおねえさん的存在!?
 ・日本では見れないコンテンツが増えた
   4Kライブ配信(5G技術)は国を跨ぐには重た過ぎるので
   台湾国内限定コンテンツとなっている模様
 ・台湾VTuberはまだまだ増加中
   若い世代が自分一人で企画もVTuber活動も配信もできるような
   スキルを身に付けつつ、孤立せず仲間で協力し、そういった個人
   VTuberを企業系VTuber運営もサポートしている。
   台湾VTuberを増やしていくサポートはαフニーの頃から
   ありましたが、定着してきている。

その一方で、
勢いのある杏仁ミルは、
日本とのコラボも拡大してきていて、
日本側でも台湾代表的に認知されてきており、
じゅうぶんαフニーの後任のようなポジションが
確立されたというか、それを越えてきたようなところもあります。

さらに、
最近目立ちはじめてきた台湾VTuberはこの娘。

ニューノーマルに入ったタイミングで
3Dモデルが公開されたようで、
空席になっていた
「台湾から日本語で発信するVTuber」枠を
一気に持ってった感があります。
「台北に住んでいて、
 台湾語を学びたい日本人の女の子」のような感じで、
視聴者側である萌え好き台湾男子(センパイ)が
日本語を学び台湾語・台湾華語を教えようとするなど、
「かわいい女の子を助けたい」的な
意外な展開になっているように思います。
3Dモデル化もクラウドファンディングで実現しているなど、
台湾VTuberもアプローチの仕方をかなり学べるのではないかと思います。

ニューノーマル下での日本と台湾の違いは、
どちらの国もネットの活用をしていますが、
日本では個人でHMDを買い、アバターを揃え、
VRChatなどをはじめる人が増加してきているけれど、
台湾では、個人でLive2DでVTuberをはじめ、
Twitchでのゲーム配信や仲間との雑談とかが多いように、
それぞれ違うアプローチをしています。

リアルワールドでの日台交流が難しい状態が続くなら、
VRChatのような仮想空間を経由して交流はできるので、
そろそろ台湾VTuberもVRChatなどに進出してくると、
交流もマネタイズも進んでいくのではないかと思います。


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