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朝乃山の奮起に期待〜過ちは克服できる〜石崎という力士

大相撲5月場所が終了した。照ノ富士があっさり優勝すると誰もが予想していたが、遠藤の頑張りと貴景勝の意地で最後まで盛り上がったのは嬉しかった。

さて、朝乃山である。

朝乃山の相撲がおかしかった。終始不安げな表情で、それが相撲内容に直結していた。そして、その理由が週刊文春の報道によって明らかになった。本場所直前のキャバクラ通いである。一相撲ファンとしては、私も大いに憤ったし、当初嘘をついたことは、その怒りを倍化させた。

今回の行為については、相応の処分が下されるであろう。次に心配になったのは「朝乃山は引退するのか?」であった。朝乃山を、次の横綱候補として大いに期待していた。素質、取口、風貌、横綱になるべきだと思っていた。ところが、今一歩勢いがつかず、照ノ富士の復活で影が薄くなってきた状況での不祥事である。

5月22日付の日刊スポーツでは現役続行を表明しているようで、ちょっと安心した。やってしまったことは仕方がない。その過ちを克服できるのは、土俵の上だけである。逆に言えば、相撲は実力の世界、勝つことによって過去をひっくり返すことができる幸運な環境である。

現に、同様の不祥事で3場所の出場停止処分をくらった阿炎は、幕下で2場所連続優勝で、来場所は十両に復帰する。まして、大怪我から復活した照ノ富士や宇良のことを考えれば、体には何の問題もない朝乃山にとっての挽回は、はるかに容易である。

再起に向けて応援したい

相撲ネタをもう一つ。今場所三段目で優勝したのが石崎という力士である。注目していたわけではないが、優勝インタビューを見た。まず、メガネをかけて堂々とした態度でインタビューに応じ、「優勝は狙っていた」、目標は「三役にはいきたい」と話している。

流れた相撲の映像を見ると、筋肉が隆隆としていて、「筋トレが趣味」とのことである。ちょっと調べると、日体大の主将で全国学生選手権3位の実績で、今場所三段目付け出しでデビューし、全勝で優勝した。私と同じ大阪出身、今後に期待する。

朝乃山と石崎、同じ高砂部屋である。朝乃山、是非、石崎も鍛えつつ復帰を目指して欲しい



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