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いよいよクライマックス、NFLスーパーボウル(その1)〜よくルールが分からないという方のために

米アメリカン・フットボールNFLもシーズン・クライマックス、第58回スーパーボウル(Super Bowl LVIII〜Lは50、Vは5、Iは1です)を残すのみとなりました。頂上対決に相応しい、カンザスシティ・チーフスvsサンフランシスコ・49ers、会場はラスベガスとなります。

米時間2月11日、日本時間12日の朝8:30開始、ということは日本の祝日なのでライブで観られる方多数となります。生放送はDAZN日テレG+(各種ケーブルTV等で視聴可能性)、地上波は残念ながら録画で日テレが当日深夜に放送予定です。

ということで、スーパーボウル展望の“その1“として、ルールが分からないという方への、超簡単な解説にトライしてみたいと思います。妻曰く、「ラグビーまではなんとか理解できるけれど、アメリカン・フットボールはさっぱり分からない」と言います。彼女は理解しようというインセンティブも持ち合わせていないのですが、中には機会があればと思っている方も多いのではと。

①陣取りゲームです
ボールを自陣から相手陣に持ち込み、ゴールラインを超せばタッチダウン(TD)で6点です。ラグビーのようにボールを地面につける必要はありません。TDの後、ボーナス得点の機会が与えられ、再度ボールを持ち込むと2点、キックで入れると1点です。
なお、TDをあきらめキックで入れるケースがあり、これはフィールドゴール(FG)で3点です。

②野球のように攻守が分かれていて、4アウトまでOK。15分X4のクォーター制
攻撃開始の地点から4回の攻撃権(ダウンと呼びます)が与えられます。攻撃は概ねランプレイとパスプレイに分かれ、1回の攻撃はボール保持者がタックルされ倒れたとき、あるいは前に投げたパスが失敗した時に終了します。開始の地点から10ヤード以上前進すると、攻撃権は更新されさらに4回攻撃ができます。

③ボールを落とした時、インターセプトされた時、キックした時は攻撃権が相手に渡る
ボール保持者がボールを落とす(ファンブル)し、相手が抑えると攻撃権は移ります。前方に投げたパスがキャッチできない場合は、単なるパス失敗で1回の攻撃が終了するのみですが、ボールが地面につく前に相手に取られると“インターセプト“となります。キック(パント)は、陣地挽回のために戦術的に使われます

④花形ポジションはクォーターバック(QB)
攻撃がスタートする際、ボールを中心に左右に選手が並びます。その中央後方にいるのがQB。最前線中央の選手が、股の間からボールをQBに渡し、攻撃開始。他の選手に渡して走らせたり、前方にパスしたり、まさしく司令塔です。

⑤中央に並ぶのは縁の下の力持ち
攻撃側で中央に並ぶ5人の選手は、基本的にボールに触ることはできません。ボール保持者を捕まえようと襲ってくる相手チームの守備選手をひたすら邪魔(ブロック)します。つかむと反則。ボールを持って走ることのない、縁の下の力持ちです。

おまけ 歌姫テイラー・スウィフトも観戦予定
先日のグラミー賞で、史上最多となる4度目の最優秀アルバム賞を獲得した、テイラー・スウィフト。カンザスシティ・チーフスの選手、トラビス・ケルシーが彼女のコンサートを訪れ、以来猛烈にアタック。歌姫を射止め、テイラーはチーフスの試合を観戦するようになりました。“スーパーボウルへの道“、ポストシーズンでもその姿はTVの画面に登場、ケルシーもフィールドから❤️サインを送っていました。

テイラー・スウィフトは、現地日曜日のグラミー賞授賞式の後、東京ドームで2月7日から四夜連続公演。恋人が出場するスーパーボウル観戦に戻れるのか心配されましたが、在米日本大使館が「間に合います」と異例の声明を出しました。大使館もやりますね。

これだけ分かれば、十分ゲームは楽しめます。もう少し、見どころを知りたいという方は、また明日



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